京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
寺町三条にある浄土宗寺院。 1577年、大和国当麻寺の眼誉道三が、中将姫の遺徳を偲び上立売大宮(上京区曼荼羅町)に開創され、その後に豊臣秀吉の都市改造で、現在地に移転させられた。 中将姫は(ちゅうじょうひめ)は、一夜で蓮糸による当麻曼荼羅を織ったという奈良時代の伝説上の人物で、平安時代から様々な戯曲の題材となった。 現在の堂宇は明治13年の再建である。 境内墓地に真鍮の開祖といわれる藤左衛門(ふじざえもん)の墓があり、伸銅業者の崇敬を集めている。
寺町商店街のアーケードから山門を潜ると、なんだか別世界に足を踏み入れたような錯覚を覚える繁華街のなかの浄域です。
庭園の方には美しいハクモクレンがあるそうで、春にも観てみたいものです。
墓地には真鍮(金の代用とされる黄銅の一種)の開祖といわれる藤左衛門の墓があります。
近江の水口の人で、霊告によって銅と亜鉛から真鍮を製錬したとされています。
ただ、今年の奈良大学の調査で、平安時代後期には既に製錬されていたことが判明したとのことです。
錬金術などの化学史も、人間ドラマの歴史と同じくして新たな発見があって興味深いものです。
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