京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
名勝嵐山の中腹に位置し、会津柳津の円蔵寺、伊勢の朝熊山の金剛證寺とともに「日本三大虚空蔵」と称されます。
会津柳津の円蔵寺は、また別の特集で後ほどアップしたいと思います。
このお寺は、なんといっても「十三まいり」です。
「十三まいり」とは、数え年で13歳になる子が、渡月橋を渡って当寺に参って、厄難を払い知恵を授かるために虚空蔵さまに祈願する成人になる儀礼です。
当寺で筆で好きな漢字を1字書き、それを奉納します。
参拝後は、いただいた知恵がなくならないよう、渡月橋を渡るまで後ろを振り向いてはいけないそうです。
後ろを振り向くと、折角いただいた知恵を虚空蔵さまに返してしまうことになるのだそう。
ギャラリーに掲載した桜写真を撮影した日も、晴れ着や学生服を着た親子が大勢いました。
小学校の卒業証書らしきものを抱いて、中学校入学前に知恵を授かるんでしょうね。
関西では七五三より十三参りの方がメジャーらしく、無知な私は、「十三まいり」と書かれた看板を見て、これから大阪の十三(じゅうそう)の何処かに参るのかと思ってました。
また、境内には、電気・電波を守護する鎮守社である電電宮というちょっと変わった社もあります。
仏教寺院に、エジソンとヘルツが祀られているのが興味深かった。
山号を智福山とする真言宗五智教団の京都本山。 713年、行基が元明天皇の勅願により創建したと伝わる。 本尊の虚空蔵菩薩が、「嵯峨の虚空蔵さん」として親しまれ、法輪寺のことを嵯峨虚空蔵とも呼ばれる。 枕草子や今昔物語集などにその記述が見える古刹。 清和天皇が廃針を納めた針堂を建立したことから針供養が行われるようになり、知恵、芸事の上達を授かるための「十三詣り」は有名である。 寺伝によれば、713年、行基が元明天皇の勅願により、五穀豊穣と産業の興隆を祈願する葛井寺(かどのいでら)を建立したのが起源。 829年、空海の弟子・道昌が中興し、虚空蔵菩薩像を安置した。 874年、伽藍が整えられ、寺号を「法輪寺」に改めた。 応仁の乱の兵火で焼失。 江戸時代、後陽成天皇や加賀前田家により再建された。 1864年、蛤御門の変(禁門の変)で長州藩浪士が天龍寺に陣取り、その兵火を受けた。
住所: 京都府 京都市西京区嵐山虚空蔵山町68
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