東寺

京都唯一の平安京遺構

真言宗総本山で真言密教の根本道場。「教王護国寺」とも呼ばれる。823年、空海は、嵯峨天皇から東寺を賜り「お大師様の寺」として広く信仰を集める。平安京自体が時の権力者とともに東山方面へと移動するが、伽藍配置の位置や規模は創建当時のままである。

東寺五重塔

東寺について

撮影後記

 大学時代、自転車(ママチャリ)で神戸から静岡県へ向かう途中に、なにげに立ち寄ったのが東寺でした。 ちょうど東海道(国一)に隣接しているということもあることから立ち寄ったのだと思います。 その日が21日だったのか、ちょうど弘法さん(骨董市)が催されていました。 それまで、寺社仏閣には興味は全くなく、むしろ、理系なのに大学入試のため、いやいや覚えさせられた文化史のこともあり寺社には近寄りがたい雰囲気と嫌悪感さえ抱いていました。 それが、弘法さんの雰囲気を見て、お寺さんって結構開かれた存在なんだなぁとガラリと印象を変えたような気がします。 そんなことを思い出しました。

歴史・概要

真言宗総本山。 「教王護国寺」とも呼ばれる。 山号は八幡山。 本尊は薬師如来。 境内は国史跡指定、「古都京都の文化財」として世界遺産登録されている。 8世紀末、羅城門の東西に官立寺院である「東寺」と「西寺」が建立された。 823年、弘法大師空海は、嵯峨天皇から東寺を賜り、真言密教の根本道場ともなる。 平安後期には一時期衰退するが、鎌倉時代からは弘法大師信仰の高まりとともに「お大師様の寺」として、皇族から庶民まで広く信仰を集めるようになる。 1486年の火災で堂塔のほとんどを失うが、豊臣・徳川家などの援助により、金堂と五重塔が再建される。 何度かの火災を経て、東寺には創建当時の建物は残っていないが、平安京自体が時の権力者たちの居住地であった東山方面へ移行するが、南大門・金堂・講堂・食堂が南から北へ一直線に整然と並ぶ伽藍配置の位置や、各建物の規模は創建当時のままである。 高さ55メートルの日本最高の木造塔である五重塔(国宝)、現存最古の密教彫刻の一群がある講堂(重文)、金堂(国宝)、大師堂(国宝)、蓮花門(国宝)など見所も多い。 また、「生身供」(空海が今も生きているがごとく、毎朝食事を捧げる儀式)は、毎日早朝6時から御影堂で行われており、善男善女が参列し、毎月21日の御影供の日には境内に骨董市が立ち「弘法市」「弘法さん」として広く市民に親しまれている。

住所: 京都府 京都市南区九条町1

更新履歴

2010年8月15日
初版をアップロードしました。
2010年10月5日
洛南から洛中へカテゴリを変更しました。
2010年10月7日
ギャラリーに作品を3点追加しました。
2011年6月8日
ギャラリーに作品を4点追加しました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。

東寺紀行のコメント

コメント欄

すばらしい東寺の1920×1080の壁紙、ありがとうございます。
惜しむらくは、冬の東寺がないことです。

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