欣浄寺

伏見の大仏

鎌倉時代、道元によって開創されたと伝わる曹洞宗寺院。本尊の木造毘廬遮那仏坐像は高さ5.3mで、「伏見の大仏」と呼ばれている。また当地は、小野小町「百夜通い」伝説に登場する深草少将の屋敷跡とされている。

欣浄寺

欣浄寺について

基本情報

山号寺号
清凉山欣浄寺(せいりょうざんごんじょうじ)
別称
伏見の大仏さん、伏見大仏欣浄寺
宗派
曹洞宗
創建
1230年~1233年(寛喜二年~天福元年)
開山
道元
開基
道元
本尊
毘廬遮那仏(伏見大仏)
札所
釈迦三十二禅刹 第2番
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
京阪墨染駅徒歩2分
住所
京都府京都市伏見区西枡屋町1038

概要

伏見にある曹洞宗寺院である。 寺伝によれば、1230年~1233年(寛喜二年~天福元年)、道元禅師が此の地で教化に努め、当寺を創建したとされる。 本尊の木造毘廬遮那仏坐像は高さ5.3mで、「伏見の大仏」と呼ばれている。 また当地は、世阿弥らが創作した小野小町にまつわる「百夜通い」伝説に登場する深草少将の屋敷跡とされている。

見所

観光名所
本堂 - 昭和49年の再建。本尊の木造毘廬遮那仏坐像は高さ5.3mで、「伏見の大仏」と呼ばれている。江戸時代中期の作。阿弥陀如来像、道元禅師石像なども安置されている。
墨染井 - 「涙の水」と呼ばれる深草少将姿見の井戸。
庭園 - 深草少将(小町)姿見の池の畔に二人の供養塔、「少将の通い道」と呼ばれる小径などがある。

歴史

1230~1233年
寛喜二年~天福元年、道元が此の地で教化に努め開創されたと伝わる。
応仁の乱
真言宗から曹洞宗に改宗された。
1573~1595年
天正・文禄年間、告厭(こくえん)によって中興され、浄土宗に改宗した。
1804~1818年
再び曹洞宗に改宗された。
昭和49年
現在の本堂が再建された。

撮影後記

 墨染にある寺院で、庭園には「少将の通い道」と呼ばれる小径があります。 現地の駒札には、「訴訟を持っている者がこの道を通ると願いが叶わないといわれている。」と書かれていました。 小野小町の元へ結婚するため100日間通い続け、99日目の雪の降る夜に凍死した深草少将の悲恋伝説に基づいているのでしょう。 でも、願いが叶わないと設定されているのは、こういった類では珍しいかと思いました。

更新履歴

2014年12月30日
初版をアップロードしました。

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