さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
飯田市座光寺の麻績の里に、幹周4メートルのシダレザクラが立っている。 明治7年竣工の長野県最古の木造校舎で、1階に歌舞伎舞台を併設した旧座光寺麻績学校校舎(舞台校舎)が隣接し、平成17年の公募で「麻績の里舞台桜」と命名された。 花弁数が5枚から10枚と不安定で、財団法人「日本花の会」により、新品種「半八重枝垂れ紅彼岸桜」と判定されている。 植えられた年代については諸説あり、明治28年の座光寺尋常高等小学校日誌に「四月六日 土曜日 晴れ 夜 前ノ櫻満開 本日二八学年度入学」とある程度の大きさになっていたことがわかる。 一木一種の貴重な個体で、戦後間もない頃から珍しい特徴を持つサクラとして、地域で保全されてきた。
飯田市の銘桜では、美術博物館の「安富桜」と双璧をなすのではないでしょうか。
以前は地元住民にしか知られていない隠れ名桜で、花見客も少なかったとか。
平成17年から遊歩道の整備や夜桜ライトアップなどのPRをした結果、一気に市内屈指の人気花見名所となったそうです。
またこの名桜は一般的な一重五弁のシダレザクラではなく、八重一重タイプの変種です。
平成16年の専門化による調査では、5弁花15%、6弁花33%、7弁花25%、8弁花19%、9弁花7%そして10弁花1%の割合でした。
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