京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
宇治の産土神で宇治川沿いにある古社。 日本最古の神社建築といわれる本殿は1060年頃の建立、拝殿は宇治離宮の遺構ともいわれ、共に国宝に指定されている。 その文化的価値から「古都京都の文化財」として境内が世界遺産になっている。 「日本書紀」によれば、応神天皇の皇子 莵道稚郎子が、兄の仁徳天皇との皇位を巡る葛藤から宇治川に入水し、仁徳天皇が、弟の邸宅 莵道の宮(うじのみや)に、霊を祀ったことが由来といわれる。 対岸に平等院が建立されると、その鎮守社とされた。 明治維新までは、宇治神社と一対で「宇治離宮明神(うじりきゅうみょうじん)」と称され、その上社であった。 毎年6月8日には、宇治神社との合同祭「宇治離宮祭 」が行われ、市中を神輿が巡行する。
「古都京都の文化財」として宇治地域では平等院とともに世界遺産に指定されている神社です。
本殿と拝殿の二宇が占める境内は手狭で、観光名所としてはちょっと物足りない感もありますが、日本最古という文化的価値が評価された文化遺産です。
今から10年程前に、年輪年代測定法による調査で、社殿の建立年代が正確に判明されました。
特に拝殿は、1215年に伐採されたヒノキ材を用いたとピンポイントで判明され、そんな前近代的手法で分かるとは驚きです。
炭素の同位体を利用した放射性炭素年代測定法では、どうしても数十年単位で統計的な誤差が生じるので、正確な年代測定には不向きのようです。
そうなると同時期に建立された平等院との関連性が考えられますね。
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