安祥院

日限地蔵

五条坂に位置する浄土宗寺院である。地蔵堂に奉安される地蔵尊は、日を限って祈願すると諸願成就するとされ、「日限地蔵」と称される。平安時代に乙訓郡に創建され、1725年、木食上人 養阿が現在地に再興した。

安祥院

安祥院について

基本情報

山号寺号
東山安祥院(とうざんあんしょういん)
別称
日限地蔵、日限さん
宗派
浄土宗
創建
942年(天慶五年)
開山
尊意 - 天台座主13世。
開基
養阿 - 木食上人。
本尊
阿弥陀如来
札所
洛陽六阿弥陀霊場 第4番、京の通称寺霊場 第28番
駐車場
専用駐車場なし
交通機関
五条坂バス停徒歩5分
住所
京都府京都市東山区遊行前町560

概要

五条坂に位置する浄土宗寺院である。 地蔵堂に奉安される地蔵尊は、日を限って祈願すると諸願成就するとされ、「日限地蔵」と称される。 942年(天慶五年)、朱雀天皇の勅願により、天台座主 尊意僧正が、乙訓郡大藪郷(南区久世大藪町)に仁王護国院を創建し、鎮護国家の道場に定められたのが起源と伝わる。 鎌倉時代、勢観房源智高弟 蓮寂によって浄土宗の専修念仏道場になり、「安祥院」に改められ、1725年(享保10年)木食上人 養阿が入寺し、清水寺成就院より現在地に永代借地権を得て再興した。 本堂には京都六阿弥陀のひとつである阿弥陀如来像を安置。

見所

観光名所
本堂 - 京都六阿弥陀のひとつである阿弥陀如来像を安置。
地蔵堂 - 1730年、木食養阿が造仏したという。日を限って祈願すると諸願成就するとされ、「日限地蔵」と称される。
ヤマザクラ - 樹齢100年以上の山桜の近縁種で、京都市の保存樹に指定されている。
墓地 - 当寺で即身成仏した木食正禅養阿上人、梅田雲浜(幕末の儒学者・勤王志士)、大高忠兵衛(勤王志士)など。

歴史

942年
朱雀天皇の勅願により、天台座主 尊意僧正が、乙訓郡に仁王護国院を創建したと伝わる。
1264~1275年
文永年間、勢観房源智高弟 蓮寂によって浄土宗の専修念仏道場になり、「安祥院」に改められた。
南北朝時代
兵乱によって衰退した。
1725年
木食上人 養阿が入寺して現在地に再興した。

撮影後記

 五条坂を上がっていくと、観光バスの大駐車場の手前左側に「日限地蔵尊」という大提灯が吊られた山門が見えてきます。 そして山門を潜るとヤマザクラの古木が立っています。 一般的なヤマザクラではなく、オオシマザクラが交配した種間雑種で、樹勢が衰退した後に不定根によって再生したそうです。

更新履歴

2015年1月20日
初版をアップロードしました。

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