毛賀くよとのシダレザクラ

供養塔

江戸時代初期に植えられたシダレザクラの名木で、飯田市の天然記念物に指定されている。「くよと」とは、供養塔が転訛したことと推測される。樹下を旧遠州街道が通り、根元に供養塔を建てて旅人や馬の供養をした。

毛賀くよとのシダレザクラ

毛賀くよとのシダレザクラについて

基本情報

名称
毛賀くよとのシダレザクラ(けがくよとのしだれざくら)
樹種
江戸彼岸の枝垂桜
樹齢
推定300年余 - 現地解説板。
樹形
幹周3.8m、樹高15m - 現地解説板。
指定
飯田市指定天然記念物 - 平成12年 飯田市指定。
見頃
例年4月上旬頃
夜桜
ライトアップあり
駐車場
専用駐車場なし
所在地
長野県飯田市毛賀685(標高430m)
開花状況
飯田市さくらさく

概要

江戸時代初期、飯田城主が脇坂氏だった頃、石打場地籍の住民が植えたとされるシダレザクラの名木で、飯田市の天然記念物に指定されている。 「くよと」とは、供養塔が転訛したことと考えられている。 根元には秋葉様や簿等観音などの供養塔と常夜灯などが建てられており、樹下を通る旧遠州街道で、旅人や馬の供養をしたことが推測される。 またこの地は信濃国守護小笠原氏の居城に近く、「陣返坂」「自害坂」「石打場」など戦国時代の動乱に関連するといわれる地名が残り、供養等との関連も推測される。

撮影後記

 場所が分かりづらい名桜ですが、見る価値は十分にある飯田市内屈指の絵になる一本桜です。 一枚目の画像を見ると、根元付近に石碑と常夜灯が建てられているのが分かります。 2017年の撮影では、現地の解説板には「石打場の住民は今も毎晩交代で、常夜灯に供養の燈明をあげている。」とあったことを思い出し、常夜灯も燈されるのかと期待して再訪しましたが、燈されませんでした。

更新履歴

2019年3月19日
初版をアップロードしました。

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