京都平安郷

世界救世教の聖地

広沢池東畔に敷地面積約3万坪の広大な庭園がある。世界救世教の聖地のひとつ「京都平安郷」とされている。四季折々の草花が植えられ、古材を使用した数寄屋風の建物からは、広沢池越しに嵯峨野や嵐山を望める。

平安郷

平安郷について

基本情報

名称
平安郷(へいあんきょう)
宗派
世界救世教
指定
歴史的風土特別保存地区
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
山越バス停徒歩4分
所在地
京都府京都市右京区嵯峨広沢池下町24-1
サイト
京都平安郷

概要

嵯峨野の広沢池東畔に敷地面積約3万坪の広大な庭園がある。 大本幹部だった岡田茂吉が、昭和10年に立教した世界救世教の三聖地のひとつ「京都平安郷」とされている。 (他に二つは、神奈川県箱根町の箱根神仙郷(郷内に箱根美術館がある)、静岡県熱海市の熱海瑞雲郷(郷内にMOA美術館がある)) 四季折々の草花が植えられた約1万5千坪の広庭には、2本の小川が配され、庭の奥には閑静な竹林が広がる。 古材を使用した数寄屋風の建物からは、広沢池越しに嵯峨野や嵐山を望める。 昭和26年、関西巡教中の教祖は広沢池のほとりを通りかかり、この風光明媚な地を見て、土地を手に入れるように指示し、昭和27年秋に購入の話がまとまり、教祖自ら土地に「平安郷」、建物には「春秋庵」と命名した。 毎年、春の観桜期と新緑期、秋の紅葉期に一般公開されている。

見所

観光名所
池畔亭 中の茶屋 - 屋久杉や神代杉、霧島赤松を使用した数寄屋風建築。広沢池畔に建ち、池越しに嵐山や嵯峨野を望める。
春遊亭 上の茶屋 - 飾を排した数寄屋造りの建築。立礼席があり、広沢池や嵐山の景色を楽しむことができる。
楠風荘(なんぷうそう) - 茅葺き屋根の休憩所。岐阜県白川郷の古民家(築150年~200年)を移築したもの。
春秋庵 - 屋久杉や九州の日向松、丹波の檜などが使用され、壁は聚楽土仕上げ。
広庭 - 3本の枝垂桜が並び立っている。観桜会時期にはこの桜を中心に、苑内の桜がライトアップされる。
奥竹林 - 山際に広がる約1200坪の竹林。映画の撮影場所にも利用されている。
鏡池 - 張り出し舞台からは、広庭、しだれ桜、春秋庵などを一望することができる。
菖蒲池 - 菖蒲(ショウブ)や燕子花(カキツバタ)が植えられている。
広沢池 - 池周1.2kmの灌漑用溜池。平安時代、遍照寺の伽藍に組み込まれ、観月の名所であった。お盆の五山送り火の鳥居形が水面に浮かぶ灯籠流し、師走の「池干し」「鯉揚げ」は、嵯峨野の風物詩となっている。

歴史

昭和10年
大本幹部 岡田茂吉が「世界救世教」を立教した。
昭和27年
神奈川県に箱根美術館(箱根神仙郷)が開館した。
昭和27年
平安郷の土地を購入した。
昭和57年
静岡県熱海にMOA美術館(熱海瑞雲郷)が開館した。
平成15年~17年
改修工事が行われた。

撮影後記

 新興宗教の教団施設のためか、市の観光サイトなどで積極的にPRされていませんが、お勧めスポットです。 主だった宗教色もなく無料で公開され、おまけに花見客用の駐車場まで用意してくれています。 観桜期の「春の一般公開」、藤や花菖蒲が美しい「新緑の一般公開」、紅葉が美しい「秋の一般公開」の年三回にわたって特別公開されています。 広沢池への遊覧船や、夜桜ライトアップなども行われているそうです。 桜守で有名な佐野藤右衛門邸(植藤造園)も界隈にあるので、観桜期にはハシゴするのもよろしいかと。

更新履歴

2015年3月6日
初版をアップロードしました。

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