阿弥陀寺

古知谷阿弥陀寺

大原にある1609年創建の浄土宗寺院で、「古知谷阿弥陀寺」と通称される。本堂には開山上人の頭髪を植えた「植髪の尊像」と、阿弥陀如来坐像(重文)を安置している。参道には樹齢800年の古知谷カエデが立つ。

古知谷阿弥陀寺

阿弥陀寺について

基本情報

山号寺号
光明山阿弥陀寺(こうみょうざんあみだじ)
別称
古知谷阿弥陀寺
宗派
浄土宗知恩院派
創建
1609年(慶長十四年)
開山
弾誓(たんぜい)
本尊
阿弥陀如来
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
古知谷バス停徒歩15分
住所
京都府京都市左京区大原古知平町83

概要

大原古知谷にある浄土宗寺院で、「古知谷阿弥陀寺」と通称される。 1609年、弾誓がこの地の岩穴で念仏三昧の日々を送り、自身の頭髪を植えた「植髪の尊像」を本尊とし、如法念仏の道場として創建された。 本堂に開山上人感得の本尊阿弥陀如来立像と阿弥陀如来坐像(重文)を安置している。 石廟には、開山上人の即身仏が石棺に安置されている。 境内は紅葉の名所で、参道には樹齢800年の古知谷楓が立ち、市の天然記念物に指定されている。

見所

国重要文化財
木造阿弥陀如来坐像 - 鎌倉時代作。本堂に安置。
市天然記念物
古知谷のカエデ - 樹齢800年、樹高19.2m、幹周3.7mの古知谷最大で最古のタカオカエデ。白蛇が棲んでいるとの伝承がある。
観光名所
本堂 - 正面に「植髪の尊像」と称される開山上人自髪を植えた自作の阿弥陀如来立像(本尊)、正面右脇に阿弥陀如来坐像(重文)を安置。
阿弥陀堂
山門 - 中国風の竜宮造の楼門。
石廟 - 開山上人の即身仏が石棺に安置されている。
宝物殿 - 開山上人の法衣等、宮家から賜った宝物が陳列。
瑞雲閣 - 茶室。
禅公窟 - 本坊から四町ほど上の岩穴。澄禅が5年間、常座不臥名念仏し即身入定した。
実相の滝

歴史

1609年
木食上人弾誓がこの地の岩穴で念仏三昧の日々を送り、自身の頭髪を植えた「植髪の尊像」を本尊とし、如法念仏の道場として創建。
1613年
弾誓が本堂脇の巌窟内で入定示寂し即身成仏となった。
1717年
近江国平子山で念仏三昧を続けていた澄禅が、弾誓の行跡を慕って入寺した。
1721年
5年にわたり禅公窟で常座不臥名念仏をし、即身入定を果たした。

撮影後記

 三千院などの天台宗寺院が集中している勝林院町から北へ3キロほど離れた古知平町の深山幽谷にある浄土宗寺院です。 若狭街道が通じている古知平の山門から本坊へは、古知谷を600mほど上らなくてはなりません。 参道の両側には杉や三百本近いカエデが繁り、春は新緑、秋は紅葉が美しいアプローチであります。
 また、西日本では珍しい即身仏(日本版ミイラ)のある寺院でもあります。 山形や新潟などで何度か拝観したことはありますが、当寺では開帳はしていないようです。

更新履歴

2012年10月10日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。

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