水尾

柚子の里

愛宕山南西山麓、水尾川流域に広がるエリアで、かつて都と丹波を結ぶ要所として栄えた。「柚子の里」で知られるゆずの産地である。また、水尾の地をこよなく愛した清和天皇ゆかりの地としても知られる。

水尾

水尾について

基本情報

名称
水尾(みずお / みずのお / みのお)
駐車場
有料駐車場あり
交通機関
JR保津峡駅から水尾自治会バス15分
所在地
京都府京都市右京区嵯峨水尾

概要

愛宕山を源とする水尾川流域のエリア。 きれいな水の湧くところという意味で、古くは「水ノ尾、水雄(みずのお)」と呼ばれ、都と丹波を結ぶ要所として栄え、千人を超す人が暮らしたという。 しかし、江戸時代の二度にわたる大火や保津川の舟運が発展すると、戸数は激減した。 水尾は「柚子の里」で知られるゆずの産地である。 江戸時代には「水尾の柚子」は都で珍重されていた。 柚子風呂と丹波地鶏を使用した水炊き料理でもてなす店が数件ある。 また、水尾の地をこよなく愛した清和天皇ゆかりの地としても知られ、水尾山陵をはじめ清和天皇社や円覚寺など清和天皇ゆかりの場所が点在する。

見所

宮内庁天皇陵
水尾山陵(みずのおやまのみささぎ) - 水尾の里を愛した清和天皇の陵墓。粟田山荘で崩御され、「水尾の里を終焉の地にしたい」という遺言により水尾山に葬られた。
観光名所
清和天皇社 - 清和天皇を主祭神とする水尾の氏神。摂社に水尾元来の氏神であった四柱を祀る四所神社がある。
円覚寺 - 水尾山寺跡。粟田山と号する浄土宗寺院。もと鴨川の東の粟田山荘にあり、880年に清和天皇がそこで崩御された。1420年に焼失後、清和天皇ゆかりの水尾に移された。本尊の薬師如来像は清和天皇の念持仏と伝わる。
米買い道 - 嵯峨野と水尾を結ぶ旧街道。落合を経由して鳥居本へと通じる。コメの他、アユを鳥居本の鮎問屋へ運んだ「アユの道」ともいわれる。
柚子畑 -「柚子の里」で知られるゆずの産地。江戸時代には「水尾の柚子」は都で珍重されていた。柚子風呂と鶏鍋でもてなす店が数件ある。

撮影後記

 幽閑脱俗の仙境というほどではありませんが、市街から手軽に行ける京都の秘境ともいっていい里山です。 かつては、丹波から上京するには、老ノ坂峠を越えるか、水尾から落合を経由して鳥居本へ抜ける米買道を利用するしかなく、街道の宿場町として大変栄えたそうです。 現在は、愛宕山に登る人などが通るくらいで、車の往来も少なく往時の面影はなく、静かなもんです。
 水尾と云えば、ゆずが有名で、柚子の季節になると、新鮮な柚子を使った「柚子風呂」が風物詩となっています。 予約すれば、この柚子風呂と丹波の地鶏を使った鳥すきを楽しむこともできます。

更新履歴

2012年6月15日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。

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