京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
伏見墨染にある日蓮宗寺院で、「桜寺」と称される。 874年、清和天皇の勅願により、摂政 藤原良房が建立した貞観寺が前身と伝わる。 その後、微衰し、豊臣秀吉の寄進により、日秀が「墨染桜寺(ぼくせんおうじ)」と改号して再興し、現在地へ移転された。 境内には、平安時代に上野岑雄(かんつけのみねお)が、太政大臣 藤原基経の死を悼み、「深草の 野辺の桜し 心あらば 今年ばかりは 墨染に咲け(古今集)」と詠んだことから、墨染色の桜が咲くようになったと伝わる「墨染桜」が植えられている。
墨染(すみぞめ)駅の程近く、琵琶湖疏水の西側に建つ小さなお寺さんです。 この辺りは、かつて花街だった界隈で、京街道、奈良街道、伏見街道が交差し、宿場町としても大変賑わいました。 元禄年間には、墨染遊廓が設けられ、忠臣蔵の大石内蔵助(大石良雄)も通っていたとか。 墨染という地名は、墨染桜のところで説明した古今和歌集に由来するものです。
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