京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
真言宗泉涌寺派総本山泉涌寺の塔頭のひとつ。 1087年(寛治元年)関白藤原頼通の次男で歌人の橘俊綱が、伏見桃山の山荘に阿弥陀堂を建立し、持仏堂として阿弥陀如来像を安置したのが起源。 豊臣秀吉の伏見城築城にともない伏見大亀谷に移転した。 明治維新後の廃仏毀釈により無住となり、泉涌寺塔頭の法安寺と合併して、明治35年に現在地で再興された。 現世極楽浄土に導く本尊阿弥陀如来坐像並びに二十五菩薩坐像(重文)は、藤原期の造顕で、観音・勢至をはじめ歌舞音曲のすべてが揃った立体像は現存例は他にない。 毎年10月第3日曜日に、阿弥陀如来の化身である大地蔵菩薩を先頭に二十五菩薩の行列が本堂へと練り歩く。 また那須与一宗高の墓が祀られ、皆が扇に願い事を朱色で筆書きし、「願いが的へ」と与一の石塔に奉納する。
不謹慎ではありますが、通称「ぽっくり寺」とも。 誰しも、人生上手くいかない時や不治の病に苦悩した際、ポックリ逝きたいと願うものです。 そんな寺が、御寺泉涌寺の入口にあたる総門左手にあるのです。 「即成院」という寺号からも、即、成仏することさえも信仰により成願するとされています。 山門の上には一羽の鳳凰が、翼を羽ばたかせて西方を向き止まっていたのが印象的です。
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