京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
PHOTOGRAPH.PRO
スマホでも閲覧できるようになりました
京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
山科区の神明山中腹にある延喜式内社。 一の鳥居は三条通粟田口に面し、東海道を往来する旅人で賑わった。 殊に伊勢神宮とはゆかり深く、「京の伊勢」として、伊勢への代参や、お蔭参りの安全祈願も行われていた。 社伝によれば、顕宗天皇(けんぞうてんのう)御代に、筑紫日向の高千穂の峰の神蹟より神霊を移して創建されたと伝わる。 内宮外宮が奉斎され、江戸時代後期の市内では数少ない神明造本殿である。
東山三十六峯の神明山中腹の山深い地にひっそりと鎮座している神社です。 本宮は山科区に位置していますが、一の鳥居は蹴上駅付近の三条通に面して立っており、今では考えられませんが、かつては東海道を往来する旅人達で賑わったそうです。 旧東海道は五条通の国道1号線のルートではなく、三条大橋が起点で蹴上を経由して山科に抜けていました。 都から伊勢詣でのお蔭参りの人たちが立ち寄って、旅の安全を願ったのでしょう。 静寂な境内は、鰹木や千木を冠した神明造の本殿や、内宮と外宮に分かれた本殿が、「京の伊勢」らしい往時の面影を今に伝えています。
フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。