寿寧院

龍湫周澤

貞治年間(1362~1368年)、夢窓疎石法嗣の龍湫周沢によって創建された臨済宗大本山天龍寺の塔頭である。龍湫周澤は20年以上毎日、不動明王を描いたと言われ、節分の天龍寺七福神めぐりの札所となっている。

寿寧院

寿寧院について

基本情報

寺号
壽寧院(じゅねいん / じゅねいいん)
宗派
臨済宗天龍寺派
寺格
天龍寺塔頭
創建
1362~1368年(貞治年間)
開山
龍湫周沢(りゅうしゅうしゅうたく)
本尊
薬師如来
札所
天龍寺七福神めぐり(不動明王)
駐車場
有料駐車場あり - 天龍寺境内駐車場利用。
交通機関
嵐電嵐山駅徒歩2分、JR嵯峨嵐山駅徒歩11分
住所
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町62

概要

臨済宗天龍寺派大本山天龍寺の塔頭である。 貞治年間(1362~1368年)夢窓疎石法嗣の龍湫周沢によって創建された。 嘗て臨川寺子院の三会院塔頭であった。 明治18年、栖林軒の廃寺に伴い、その跡地に再建された。 不動明王堂には赤不動明王が奉祀され、節分の天龍寺七福神めぐりの札所となっている。 龍湫周澤は20年以上毎日、不動明王を描いたと言われ、諱の妙沢から「妙沢不動」と呼ばれる。 墓地には坂本龍馬の妻 お龍の墓がある。

見所

国重要文化財
牡丹唐草文印金袈裟(応夢衣) - 宋時代の作。龍湫周澤が佛鑑禅師の袈裟を附与されたことを夢みたところ、本当に袈裟が届けられたので「応夢衣」と称した。(京都国立博物館寄託)
観光名所
本堂 - 平成26年の竣工。江戸時代作の薬師如来坐像を安置している。
不動堂 - 節分の天龍寺七福神めぐりのひとつである赤不動明王が奉祀されている。龍湫周澤は20年以上毎日、不動明王を描いたと言われ、「妙沢不動」と呼ばれる。
墓地 - 坂本龍馬の妻 お龍(楢崎龍)の分骨墓がある。

歴史

1362~1368年
貞治年間、夢窓疎石の法嗣 龍湫周沢が創建した。
室町時代
臨川寺子院の三会院塔頭であった。
明治18年
栖林軒の廃寺に伴い、その跡地に再建された。
平成26年
本堂が竣工した。

撮影後記

 墓地には坂本龍馬の妻おりょうの墓があります。 伏見の寺田屋では、入浴中の彼女のとっさの機転により坂本龍馬が危うく難を逃れたことや、日本初の新婚旅行をしたことでも有名ですね。 彼女は西村ツルと改名して横須賀で再婚したので、墓が横須賀市の信楽寺にあって、龍馬の眠る京都霊山護国神社にもあります。 なぜに寿寧院にあるのかと調べたら、八瀬の西林寺が楢崎家(彼女は楢崎家の出身)菩提寺で、遺言によって西林寺にも分骨されたそうです。 その後に西村家の子孫により西林寺の無縁墓地より当院に移されました。

更新履歴

2015年10月12日
初版をアップロードしました。

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