鍬山神社

亀岡祭

丹波国造伝説の神 大己貴命を祀る709年創祀の古社。亀岡盆地が湖だった頃、開削に使った鍬が山積みになったことに由来する。秋祭の亀岡祭では、十一基の山鉾が祇園囃子を奏で、「口丹波の祇園祭」として知られる。

鍬山神社

鍬山神社について

基本情報

社名
鍬山神社(くわやまじんじゃ)
創建
709年(和銅二年)
主祭神
大己貴命(大国主命)、誉田別命(応神天皇)
旧社格
府社
例祭
10月25日
駐車場
有料駐車場あり
交通機関
鍬山神社前バス停すぐ
住所
京都府亀岡市上矢田町上垣内22

概要

亀岡盆地が湖だった頃、大己貴命(丹波国造伝説の神で、大国主命の若い頃の名前)が黒柄山に八神を集め、一艘の樫船に乗り一把の鍬で浮田(請田)の峡を切り開き、肥沃な農地にされ、里人はこの神徳を称え、天岡山の麓に祀ったのが起源と伝わる。 開削に使った鍬が山積みになったことから「鍬山大明神」と呼ばれたという。 社殿が現在地に遷されたのは、江戸時代初期の亀山城主 岡部長盛のときである。 秋季大祭の亀岡祭では、十一基の山鉾が建てられ祇園囃子を奏で、「 口丹波の祇園祭」「亀岡の秋祭り」として親しまれている。 また、紅葉の名所としても知られる。

見所

府文化財
本殿(鍬山神社本殿) - 1814年の再建。大己貴命(大国主命)を祀る。
八幡宮本殿 - 1814年の再建。誉田別命(応神天皇)を祀る。
観光名所
拝殿
安産石
心字池
銀鈴の滝
末社 - 厳島社、高樹社、樫船社、金山社、日吉社、熊野社、稲荷社、疱瘡社、愛宕社、天満宮、百太夫社。

祭事

1月1日
元旦祭
2月3日
節分祭 - 修験者により祈願された護摩木が、口丹波一の護摩壇に入れられ護摩焚きが行われる。
3月21日
人形慰霊祭
4月15日
花祭 - 御旅所である形原神社の例祭。
5月8日
八ケ日祭 - 八幡宮の例祭。誉田別命(応神天皇)が天岡山(面降山)に降臨された日とされる。
7月2日
水無月祭 - 人形流し、茅の輪くぐり。
10月20日
亀岡祭(御出祭) - 鍬山神社と八幡宮の神輿が御旅所(形原神社)に向かう。
10月24日
亀岡祭(宵宮) - 各町に山鉾が建てられ、祇園囃子を奏でる。
10月25日
亀岡祭(本祭) - 神輿渡御。
12月3日
御火焚祭

歴史

709年
天岡山の麓に創建されたと伝わる。「鍬山大明神」または「矢田社」と呼ばれていた。
平安時代中期
延喜式神名台帳に、丹波国桑田郡十九座の一つとして式内社に列せられた。
1165年
八幡宮に誉田別命(応神天皇)が合祀された。
1610年
亀山城主 岡部長盛のとき、社殿が現在地に遷された。

撮影後記

 亀岡では出雲大神宮と共に紅葉が美しい神社で、拝殿後方に鍬山神社と後に合祀された八幡宮の両宮が仲良く並んでいます。 鍬山神社の向拝には神紋である二羽の兎が遊び、八幡宮には神徒である二羽の鳩の神紋が見られます。 その昔、鍬山明神と八幡神が不和となって兎と鳩が争うこととなったとき、左に鍬山社、右に八幡社を同規模同形式で建て、間に小池を設けたことで争いはなくなったといわれるそうです。

更新履歴

2012年11月1日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。

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