京都府庁

旧本館

京都府庁のシンボルである旧本館は、松室重光の設計により明治37年に竣工した。昭和46年まで本館として利用され、創建時の姿をとどめる現役の官公庁建物としては日本最古の建築で、国の重要文化財に指定されている。

京都府庁

京都府庁について

基本情報

名称
京都府庁(きょうとふちょう)
指定
国重要文化財(京都府庁旧本館)
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
府庁前バス停徒歩5分、地下鉄丸太町駅徒歩10分
所在地
京都府京都市上京区藪之内町
サイト
京都府

概要

京都府庁のシンボルである旧本館は、京都府技師を務めた松室重光の設計により明治37年に竣工した。 ルネサンス様式を取り入れた西洋宮殿を彷彿とさせる外観、地上2階建、延床面積約6,100平方メートルで、創建当時は大小55室で構成されていた。 内部意匠には和洋折衷の優れた技術が巧みに取り入れられている。 昭和46年まで京都府庁の本館として利用され、創建時の姿をとどめる現役の官公庁建物としては日本最古の建築で、国の重要文化財に指定されている。 西欧風の整形式庭園となっている中庭には、「祇園しだれ桜」の孫にあたるシダレザクラなどが植えられ、開花期には「観桜会」が開催される。

見所

国重要文化財
京都府庁旧本館 - 京都府技師を務めた松室重光の設計により明治37年竣工。昭和46年まで本館として使用され、創建時の姿をとどめる現役の官公庁建物としては日本最古のもの。旧知事室、旧食堂、正庁、旧議場などが公開されている。
観光名所
中庭 - 西欧風の整形式庭園として、円山公園の初代「祇園しだれ桜」の孫にあたる実生木の枝垂桜や、大島桜と山桜の種間雑種の「容保桜(かたもりざくら)」などが植えられている。開花期間には「観桜会」が開催される。

歴史

明治元年
京都裁判所から京都府が発足した。
明治33年
京都府庁舎の建設が議会で承認された。
明治37年
京都府庁舎が竣工した。

撮影後記

 府庁舎というより、西洋のラビリンスに迷い込んだかのようで、京都では他に類を見ない素敵な花見名所です。 おまけに花見客の姿もちらほらで、積極的に府民にPRしていないのでしょうか。
 設計の松室重光は、京都では武徳殿や京都ハリストス正教会の生神女福音聖堂も手掛けています。 他にも大阪市の武田薬品本社や、明治41年に関東都督府技師となったことから、中華人民共和国大連市の旧大連市役所(現在は中国工商銀行大連市分行)も設計し、祇園祭の山鉾を意匠に取り入れています。

更新履歴

2015年3月10日
初版をアップロードしました。

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