京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
京都府庁のシンボルである旧本館は、京都府技師を務めた松室重光の設計により明治37年に竣工した。 ルネサンス様式を取り入れた西洋宮殿を彷彿とさせる外観、地上2階建、延床面積約6,100平方メートルで、創建当時は大小55室で構成されていた。 内部意匠には和洋折衷の優れた技術が巧みに取り入れられている。 昭和46年まで京都府庁の本館として利用され、創建時の姿をとどめる現役の官公庁建物としては日本最古の建築で、国の重要文化財に指定されている。 西欧風の整形式庭園となっている中庭には、「祇園しだれ桜」の孫にあたるシダレザクラなどが植えられ、開花期には「観桜会」が開催される。
府庁舎というより、西洋のラビリンスに迷い込んだかのようで、京都では他に類を見ない素敵な花見名所です。
おまけに花見客の姿もちらほらで、積極的に府民にPRしていないのでしょうか。
設計の松室重光は、京都では武徳殿や京都ハリストス正教会の生神女福音聖堂も手掛けています。
他にも大阪市の武田薬品本社や、明治41年に関東都督府技師となったことから、中華人民共和国大連市の旧大連市役所(現在は中国工商銀行大連市分行)も設計し、祇園祭の山鉾を意匠に取り入れています。
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