京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
PHOTOGRAPH.PRO
スマホでも閲覧できるようになりました
京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
古義真言宗の寺院で、「西陣の聖天さん」として親しまれている。 本尊の聖天(大聖歓喜天)像は、弘法大師空海が、嵯峨天皇の御病平癒祈願に安置したものと伝えられ、それが当寺の由来と伝わる。 もとは、大聖歓喜寺と呼ばれ、千本五辻(せんぼんいつつじ)にあったが、応仁の乱で荒廃し、天正年間に当地に再興された。 観音堂に安置する千手観音立像は、重要文化財に指定されている。 また、大師堂の本尊は、胎蔵界を表わし、汗をかくほど辛いことでも助けてくれる「阿吽あせかき弘法大師像」として信仰が厚い。 境内東南にある井戸は、この水を染物に用いるとよく染まるといわれることから「染殿井(そめどのい)」と呼ばれ、真夏でも涸れることがない。 本堂前の桜は「歓喜桜(かんきざくら)」といい、仁和寺の御室桜と同種の八重桜で、根元から八重の花が開く。 その隣にある松は「時雨の松」といい、久邇宮朝彦親王が参詣の際、しぐれを松の下でしのがれたと伝えられている。
五辻通の本隆寺の北隣にある小さな寺院です。
かわいらしい境内には、神仏習合の名残が見てとれ、所狭しと堂宇が散在しています。
この寺は、西陣界隈の人にとっては、隠れた桜名所として知られているようです。
境内には、サトザクラが数多く植えられていて、4月も半ばになると天蓋の如く境内は桜花に覆い尽くされます。
境内が手狭なため、お日様も高くなると結構な花見客で賑わいをみせます。
散り始めの雨降りの日、境内一面に宝石を散りばめたかのように染めあがる日に訪問しても素敵かもしれません。
フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。