京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
天台宗五門跡(他は青蓮院、三千院、妙法院、毘沙門堂)のひとつに数えられる洛北屈指の名刹である。 蓬莱式式枯山水庭園は国の名勝、洗練された数々の意匠が施された書院は国の重要文化財に指定されている。 他の天台門跡寺院と同様、最澄の時代に比叡山に草創された坊がその起源とされる。 天暦年間(947年~957年)是算国師が比叡山西塔に移り、「東尾坊(とうびぼう)」と号したのが実質的な開基で、是算国師が曼殊院初代とされている。 また、国師が菅原家の出生であったことから、北野神社(北野天満宮)初代別当職に補され、明治維新まで歴代門主が北野別当職を歴任した。 天仁年間(1108~1110年)8世忠尋が「曼殊院」と改め、北野神社の別当を兼ねるために北山に別院を建立し、次第に北山の別院が主体となっていった。 明暦二年(1656年)29世門主良尚法親王によって一乗寺へ移転され、現在の伽藍が整えられた。
チョイとマニアックな話ですが、この寺院には菌塚なるものが隠れるようにあります。 人類生存に大きく貢献しるいる無数億の菌に対し至心に恭敬して、元大和化成株式会社社長の笠坊武夫氏が昭和56年に建立しました。 題字は菌類学者で「酒の博士」として知られた坂口謹一郎博士の筆。 樹木や動物、日用品などの塚は数多くありますが、菌の塚は初めて見ました。 姿形は肉眼では見ることができませんが、この世のありとあらゆる生物を陰で支え、そして最も多くの犠牲を払っているのは菌ですよね。
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