京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
東福寺は、なんといってもカエデの紅葉につきます。
通天橋から見る風景は、まるで紅葉の雲の上を歩いていると形容されるほど有名です。
江戸時代のガイドブックにも、洗玉澗の紅葉観賞が掲載されているほどですから。
600年前に、修行の邪魔になるということで、桜を切って楓を植えたというのは、よく本に書いてあります。
ただ、桜より見頃が長い楓の方が修行の邪魔になるのではとも思いますが。
花見酒のことをさしているのでしょうか。
撮影に関しては、以上のことにより、紅葉シーズンは尋常じゃないほど観光客が来ます。
おそらく、京都一の混雑ではないかと。
よって、人を入れたくない主義の方は、自助努力が求められます。
紅葉シーズン以外は、境内が広いので空いています。
参拝客用の駐車場もありますので、塔頭も含め、ゆっくり撮影できますよ。
なお、拝観料が必要な塔頭は、別ページに掲載します。
山号を慧日山とする臨済宗東福寺派大本山。 本尊は釈迦如来、開基は九条道家、開山は聖一国師円爾。 京都五山第四位の禅刹で、明治の廃仏毀釈で規模が縮小されたとはいえ、今なお25か寺の塔頭を有する大寺院である。 堂宇を結ぶ歩廊の通天橋からの新緑と紅葉は、非常に高名である。 1236年、摂政・九条道家は、九条家の氏寺にするため、京都最大の大伽藍の造営に着手した。 寺名は、東大寺と興福寺の奈良の二大寺から1字ずつ取って「東福寺」とした。 工事半ば、宋での修行を終えて帰国していた禅僧・円爾を迎えた。 まず天台・真言・禅の各宗兼学の堂塔を完備したが、相次ぐ火災のために大部分の堂塔伽藍を焼失。 その後、再建工事が続き、完全な禅宗寺院としての寺観を整えることなる。 そして、九条家、鎌倉幕府、足利家、徳川家などの援助で保護修理も加えられ、永く京都最大の禅苑としての面目を伝え兵火を受けることなく明治に至った。 明治14年の大火で、仏殿・法堂・方丈・庫裡を焼失。 現在の本堂・方丈・庫裏は明治以降の再建だが、国宝の三門をはじめ、東司・浴室・禅堂などは、中世の建物が現存している。 また、虎関師錬、吉山明兆などの名僧も輩出している。 文化財としては、「三門」、塔頭の「龍吟庵方丈」、南宋時代の肖像画「絹本著色 無準師範像」、「絹本墨書 無準師範墨蹟 円爾印可状」、「宋版太平御覧」、「宋刊本義楚六帖」が国宝指定を受けている。
住所: 京都市東山区 本町15丁目778
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