大法院

紅葉の露地庭園

臨済宗妙心寺の塔頭のひとつ。信州松代藩主だった真田信之(真田幸村の兄)の菩提寺。1625年、信之の遺命で、長姫(信之の孫娘)が、淡道宗廉を迎え創建した。方丈から眺める紅葉の露地庭園の美しいことで知られる。

妙心寺大法院

妙心寺大法院について

撮影後記

 妙心寺の46院ある塔頭のひとつで、公開されている(春と秋の期間限定)数少ない塔頭のひとつ。 公開塔頭のひとつ退蔵院のように回遊式庭園はありませんが、妙心寺で最も美しい紅葉庭園だと思います。
 2010年秋に撮影した日は、まだお邪魔してから10分程度しかたっていませんが、既に方丈の方は満席状態になりました。 というのも団体のツアー客が来ていたので、それも朝っぱらから。 ツアーを企画する方は、手狭な塔頭ではなく、天龍寺とか東福寺とか大寺院にしてもらいたいものです。 それでも団体さんがいなくても、次から次と来るので、後の人のことも考え、大心院のリーフレットに書いてあった「且座喫茶」は無理っぽいです。 ゆっくりお茶でもという方は、少し早いですが11月の初旬から中旬の方がいいでしょう。 2009年秋のときは、まだ青紅葉が残っていましたが、ゆっくりできましたから。

概要・歴史

臨済宗妙心寺の塔頭のひとつ。 信州松代藩主だった真田信之(真田幸村の兄)の菩提寺。 1625年、信之の遺命で、長姫(信之の孫娘)が、淡道宗廉(長姫は、妙心寺四派の東海派玉浦下の絶江紹堤禅師に参禅しており、その法嗣にあたる。)を迎え創建した。 院号は真田信之の法名「大法院殿徹岩一明大居士」に因む。 松代藩からは毎年五十石が施入され、藩寺として外護された。 松代藩・真田幸貫の儒臣であったのが兵学者・思想家として知られる佐久間象山であり、京都で攘夷派に暗殺された象山の墓が当院にある。 方丈の襖絵は、江戸中期に絵師・土方稲領の筆で、「叭叭鳥図」という。 自らの心境の思うがまま、自由自在の有様を表現したものと伝えられる。

住所: 京都市右京区 花園大藪町20

更新履歴

2010年12月20日
初版をアップロードしました。
2011年5月31日
ギャラリーに作品を2点追加しました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。

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