県神社

あがた祭

宇治平等院の裏鬼門に鎮座する神社で、藤原頼通が平等院を創建した際、その鎮守社として創建された。例祭「あがた祭」は、梵天渡御で家々も明かりを落とすため、「暗闇の奇祭」とも称され、数万人の見物客で賑わう。

県神社

県神社について

基本情報

社名
県神社(あがたじんじゃ)
創建
1052年 (永承七年)
主祭神
木花開耶姫命(コノハナノサクヤビメ)
旧社格
村社
例祭
6月5~6日
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
京阪宇治駅徒歩7分
住所
京都府宇治市宇治蓮華72
サイト
縣神社

概要

宇治平等院の裏鬼門に鎮座する神社で、藤原頼通が平等院を創建した際、その鎮守社として創建されたと伝わる。 平等院が三井寺門主の開眼にかかり天台宗に属していたため、三井寺円満院の管理下にあったが、明治の神仏分離令によって独立した。 毎年6月5日から6日未明にかけての例祭「県祭(あがた祭)」は、梵天が梵天講の若者に担がれ、ブン回しや差し上げなど勇壮に練り歩く大祭。 梵天渡御では家々も明かりを落とすため、「暗闇の奇祭」とも称され、露店が700店余り出店し、数万人の見物客で賑わう。

見所

観光名所
本殿 - 江戸時代の再建。
拝殿 - 昭和11年の再建。
梵天奉納所 - 「県祭」の梵天が鎮座。
縣井 - 平安時代以降、歌枕としてしばしば詠まれた井戸。
末社 - 天満宮、稲荷社、祖霊社。
椋(むくのき) - 県の森の名残。樹齢500年以上といわれる。宇治市名木百選。

祭事

毎月5日
月次祭
1月5日
初あがた祭 - 子供神輿巡幸。
2月節分
節分厄除祭
3月5日
祈年祭
6月5~6日
県祭(あがた祭) - 5日夜から6日未明にかけ梵天が梵天講の若者に担がれ、ブン回しや差し上げなど勇壮に練り歩く例大祭。梵天渡御では家々も明かりを落とすため、「暗闇の奇祭」とも称される。露店が700店余り出店し、数万人の見物客で賑わう。
6月8日
大幣神事 - 藤原氏の道餐祭が起源。大幣殿を出た大幣が町内を巡行し、幣差が宇治橋から角々で祓われた疫病と共に川に流す。
6月30日
大祓式
11月5日
献茶祭(薮内宗家奉仕)
12月5日
新嘗祭(しまいあがた祭)
12月13日
事始行事
12月31日
大祓式

歴史

大和時代
宇治が属していた栗隈県(くりくまあがた)の守護神として創建されたとも伝わる。
1052年
関白 藤原頼通が平等院を創建した際、その裏鬼門に鎮守社として創建されたと伝わる。
近世
平等院が三井寺門主の開眼にかかり天台宗に属していたため、三井寺円満院の管理下にあった。
明治維新
神仏分離令によって、円満院から独立した。

撮影後記

 神社からあがた通りを宇治橋方面に向かった場所にある橋姫神社が悪縁を絶つ縁切神社ならば、この社の主祭神「このはなのさくや姫」は、良縁をもたらす神さまです。 また、花(さくら)の女神さまとも信じられ、境内には「木の花ざくら」と命名されたシダレザクラが植えられていました。 宮司さんも写真を撮るのが趣味だそうで、桜のライトアップの際には付近の電灯に覆いを被せてまで撮影するこだわりでした。 こちらも楽しく撮影でき、どうもありがとうございました。

更新履歴

2012年11月5日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。

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