福徳寺

かすみ桜

京北にある曹洞宗寺院で、「かすみ桜」の愛称で親しまれている樹齢400年のシダレザクラが咲き誇り、寺のシンボルとなっている。711年に行基が開創し、明治15年に再興した。保存庫には藤原時代の仏像も安置している。

福徳寺

福徳寺について

基本情報

山号寺号
玉泉山福徳寺(ぎょくせんざんふくとくじ)
別称
弓削寺(ゆげでら)
開山
行基
宗派
曹洞宗
創建
711年(和同四年)
開山
行基
本尊
薬師如来
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
下中バス停徒歩5分
住所
京都府京都市右京区京北下中寺ノ下15

概要

京北にある曹洞宗寺院。 711年に行基が法相宗として開創し、弓削道鏡(ゆげのどうきょう)が伽藍を整備したと伝わり、「弓削寺」と称されていた。 戦国時代には、明智光秀が周山城を造営した際、城の用材に充てるため破却された。 その後、火災などで再建を繰り返し、明治15年に「福徳寺」として再興した。 保存庫には、重要文化財の薬師如来像、持国・増長天像を安置している。 毎年春になると、「かすみ桜」の愛称で親しまれている樹齢400年のシダレザクラが咲き誇る。

見所

国重要文化財
木造薬師如来坐像 - 藤原時代の作。
木造持国天立像 - 藤原時代の作。
木造増長天立像 - 藤原時代の作。
市天然記念物
福徳寺のサクラ - 樹齢400年、幹周は2.72m、樹高10mの古木で、「かすみ桜」の愛称で親しまれている。1614年(慶長19年)に当寺に移植されたと伝わる。
観光名所
本堂
観音堂 - 壁画が描かれている。
保存庫 - 薬師如来像、持国・増長天像を安置。拝観は要予約。

歴史

711年
行基が、北に数百メートルほどの大谷山の麓に法相宗として開創したと伝わる。
奈良時代
聖武天皇の勅願により、薬師七重塔が建立され、孝謙天皇から「福徳護国寺」の寺号を賜った。弓削道鏡(ゆげのどうきょう)が伽藍を整備したとも伝わり、「弓削寺」と称された。
1396年
火災で焼失し、その後に再建された。
1579年
明智光秀が、周山城を造営した際、城の用材に充てるため破却された。
江戸時代
火災などで再建を繰り返した。
明治15年
「福徳寺」を再興した。

撮影後記

 京北の弓削地域にある奈良時代草創と伝わる古刹です。 ここは、本堂前に傘のように花枝を垂らす枝垂れ桜がシンボル的存在。 見頃は市街のピークよりも1週間以上遅れ、4月中旬ごろになります。 ちょうど常照皇寺の名桜たちと開花時期が重なるので、帰路にでも立ち寄ってみてはいかがでしょう。 ちなみに、黒田地域の「黒田百年桜」は見頃がもう少し後にずれ込みます。(黒田発電所の桜はココと同じくらい)

更新履歴

2012年12月20日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。

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