西方寺

五山送り火「舟形」

西賀茂にある浄土宗の寺で、平安時代初期、円仁が開創したと伝わる。毎年8月16日には、五山送り火の一つである「船形万燈籠」が点火され、終了後、境内で鉦や太鼓を使って念仏を唱える古態の六斎念仏が行われる。

西方寺

大船院西方寺について

基本情報

山号寺号
来迎山西方寺(らいごうざんさいほうじ)
別称
大船院
宗派
浄土宗
創建
伝 834年~848年(承和年間)
開山
伝 円仁 - 第3世天台座主 慈覚大師。
開基
道空
本尊
阿弥陀如来
駐車場
有料駐車場あり
交通機関
神光院前バス停徒歩5分
住所
京都府京都市北区西賀茂鎮守菴町50

概要

西賀茂にある浄土宗の寺である。 承和年間(834年~848年)、慈覚大師円仁が天台宗寺院として開創したと伝わる。 正和年間(1312年~1316年)に道空上人が中興して浄土宗に改宗された。 毎年8月16日には、五山送り火の一つである「船形万燈籠送り火」が点火される。 送り火終了後、境内で鉦や太鼓を使って念仏を唱える古態の六斎念仏が行われる。

見所

観光名所
本堂 - 阿弥陀如来像を安置。
リチャード・ポンソンビーの碑 - 皇室制度や神道史の研究家で日本を愛した英国人フェーン博士の碑。
小谷墓地 - 幕末の歌人 太田垣蓮月、上賀茂神社祠官 賀茂季鷹、料理人で陶芸家でもある北大路魯山人の墓。

行事

8月16日
船形万燈籠送り火 - 西賀茂船山において点火される五山送り火のひとつ。西方寺と船形万灯籠保存会により維持され、京都市無形民俗文化財に指定されている。送り火終了後、境内で鉦や太鼓を使って念仏を唱える古態の六斎念仏が行われる。

歴史

834年~848年
承和年間、円仁により天台宗寺院として開創されたと伝わる。
1312~1316年
道空が中興して浄土宗に改宗した。

撮影後記

 京都には他にも西方寺と号する寺院がいくつか存在しているので、駒札に倣って「大船院西方寺」として紹介しています。
 慈覚大師円仁は、三度目の正直で遣唐使として唐留学を果たしますが、入唐の際に海で嵐に遭い、念仏を唱えたところ船は全壊したものの、ずぶ濡れになりながら上陸したと伝えられています。 舟形の由緒はここから来て、少なくとも江戸時代初期には行われていたとのことです。

更新履歴

2015年1月15日
初版をアップロードしました。

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