宗徳寺

粟嶋堂

西山浄土宗に属する室町時代創建の宗徳寺は、粟嶋明神を祀ることから、「粟嶋堂」の名で知られている。女性守護として信仰篤く、孝明天皇や光格天皇をはじめ、歴代の后妃、与謝蕪村も娘の病気回復を祈願した。

粟嶋堂

粟嶋堂について

基本情報

山号寺号
福智山宗徳寺(ふくちざんそうとくじ)
別称
粟嶋堂、あわしまさん
宗派
西山浄土宗
創建
1394年~1428年(応永年間)
開山
行阿
開基
行阿
本尊
阿弥陀如来
札所
京の通称寺霊場 第20番
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
JR京都駅徒歩10分
住所
京都府京都市下京区三軒替地町124
サイト
粟嶋堂宗徳寺

概要

西山浄土宗に属する宗徳寺は、堂内に粟嶋明神を祀ることから、「粟嶋堂」の名で知られている。 寺伝によれば、応永年間(1394~1427年)、行阿上人がこの地に「宗徳寺」を開山し、宝徳年間(1449~1451年)、南慶和尚が紀伊国の淡島で虚空蔵菩薩像を感得し、宗徳寺の鎮守として粟嶋明神を祀ったという。 江戸時代には粟嶋明神の霊験は広く伝わり、婦人病平癒や安産祈願に御利益がある女性守護とされ、孝明天皇、光格天皇をはじめ、歴代の后妃、与謝蕪村も娘の病気回復を祈願した。

見所

観光名所
粟嶋堂 - 鎮守の粟嶋大明神(本地仏:虚空蔵菩薩、垂迹:少彦名命)を祀る神殿。堂前に賓頭盧(びんずる)尊者が座している。
蕪村句碑 - 与謝蕪村は娘の病気平癒祈願に訪れ、「粟嶋へ はだしまゐりや 春の雨」と詠んだ。
石灯籠 - 応永28年(1421年)の弥陀板碑の刻がある。

行事

1月3日
新春祈祷会
5月5日
柴燈大護摩供
11月3日
大般若転読会

歴史

1394~1427年
応永年間、行阿がこの地に「宗徳寺」を開山した。
1449~1451年
宝徳年間、南慶が紀伊国の淡島で虚空蔵菩薩像を感得し、宗徳寺の鎮守として粟嶋明神を祀り、「粟嶋神社」と称した。
江戸時代
粟嶋明神の霊験は広く伝わり、孝明天皇、光格天皇をはじめ、歴代の后妃も度々代参された。
明治維新
神仏分離で粟嶋神社は「粟嶋堂」と改称した。

撮影後記

 京都駅から徒歩圏内にある寺院です。 神仏習合の名残から、寺号より粟嶋明神を祀った「粟嶋堂」として通称されています。
 昨年に初めて訪れたのですが、賽銭泥棒の疑いのある山下清風の男性がいて、警察沙汰になっていました。 杖に粘着物を付けて、コソ泥を働くとかで、今の時代にも賽銭ドロっているんですね。 なにも、日中こんな京都駅近くの人目に付くところで働かなくてもとは思うのですが、おむすびドロの疑いかけられてしまった「裸の大将放浪記」を想いだしました。

更新履歴

2014年12月31日
初版をアップロードしました。

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