錦天満宮

錦の天神さん

錦市場の東端に鎮座し、「錦の天神さん」として親しまれている。菅原道真の生家「菅原院」に創祀され、1003年に六条河原院跡に移転して、歓喜寺の鎮守社となった。現在地に遷座したのは、秀吉の都市改造政策による。

錦天満宮

錦天満宮について

基本情報

社名
錦天満宮(にしきてんまんぐう)
別称
錦の天神さん
創建
10世紀初頭
主祭神
菅原道真
例祭
11月25日
駐車場
専用駐車場なし
交通機関
四条河原町バス停徒歩5分
住所
京都府京都市中京区中之町537
サイト
錦天満宮

概要

京の台所として知られる錦市場の東端に鎮座する菅原道真を祀る天満宮で、「錦の天神さん」として親しまれている。 10世紀初頭、菅公薨去の後、菅原道真の生家「菅原院」に創祀されたのが由緒とされる。 1003年(長保5年)、源融の六条河原院跡に移転して「歓喜寺」とされ、その鎮守社となった。 その後、豊臣秀吉の都市改造政策により歓喜寺が現在地に移転し、その所在地名から「錦天満宮」と呼ばれるようになった。 明治の神仏分離により歓喜寺は東山五条に移り、「錦天満宮」として独立した。

見所

観光名所
本殿 - 菅原道真を皇城鎮護の神として祀る。
拝殿 - 拝殿前に機械仕掛けの獅子舞御籤「からくりみくじ」がある。
大鳥居 - 昭和10年の建立 。寺町随一の大きさで、鳥居の両端が商業ビル内部にまで突き刺さっている。
二の鳥居門 - 新京極に面して立つ。
錦の名水 - 京の名水で、年中17~18度に保たれている。
撫で牛 - 天神信仰の神徒。撫でると御利益があるとされる臥牛。
摂末社 - 塩竃社、日乃出稲荷社、白太夫社、七社。

祭事

毎月25日
遠州流生け花展、大願梅お焚上げ。
5月25日
春季大祭
11月25日
秋季大祭 - 献茶、献華、舞楽、詩吟の奉納。

歴史

10世紀初頭
菅原道真の生家「菅原院」に創祀されたと伝わる。
1003年
菅原院が源融の六条河原院跡に移し「歓喜寺」とされ、塩竈宮を鎮守に天満大自在天神を祀った。
1299年
八幡の善導寺に寄進され、時宗 歓喜光寺と称し、歓喜寺は「天満宮」に改められた。
1587年
豊臣秀吉の都市改造政策により、現在地にあった時宗四条道場「金蓮寺」の敷地に移転した。
明治維新
神仏分離により、歓喜光寺は東山五条(現在は山科区)に移り新京極が生まれ、社地が縮小されて「錦天満宮」として独立した。

撮影後記

 新京極にある小社ですが、錦市場のどん詰まりに位置しているので、参拝者が絶えない京都では有名な天満宮です。 こないだ、NHKの「ブラタモリ」で、ビルに突き刺さっている錦の天神さんの大鳥居の放映をしていました。 外側からも窓越しに見えるのですが、見事に室内にまで突き抜けていましたね。

更新履歴

2015年2月12日
初版をアップロードしました。

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