市比賣神社

女人守護と市場守護

主祭神全て女神を祀っている全国でも珍しい神社で、女人厄除けの神社として有名。平安京の東西市座の守護神として創建され、京都中央市場の守護神とされている。毎年「女人厄除祭」「ひいな祭」などが行われる。

市比賣神社

市比賣神社について

基本情報

社名
市比賣神社(いちひめじんじゃ)
別称
いちひめさん
創建
795年(延暦14年)
主祭神
神大市比売(カムオオイチヒメ)、多紀理比売(タキリヒメ)、市杵嶋比売(イチキシマヒメ)、多岐都比売(タギツヒメ)、下照比売(シタテルヒメ)
例祭
5月13日直近の日曜日
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
河原町五条バス停徒歩2分、京阪清水五条駅徒歩5分
住所
京都府京都市下京区六条通河原町西入本塩竈町593
サイト
市比賣神社

概要

主祭神全て女神を祀っている全国でも珍しい神社で、女人厄除けの神社として有名である。 平安京の東西市座の守護神として、東市座内の七条坊門(堀川七条)に創建されたのが起源。 その後、豊臣秀吉によって現在地に遷座させられた。 現在でも京都中央市場の守護神とされ、市場中央に分社が祀られている。 毎年「女人厄除祭り」「ひいな祭り」「いちひめ祭り」などが行われ、女性の守護神として信仰が篤い。

見所

観光名所
本殿 - 皇室守護のために御所の方向に向いて北向きに建てられている。花山天皇の勅作といわれる御神像が奉安されていた。(京都国立博物館寄託)
天之真名井(あめのまない) - 京都七名水のひとつ。清和天皇から後鳥羽天皇の27代、産湯に用いられたという。現在でも、茶会、花展、書展等に用いられる名水。
境内社 - 植松稲荷社、衆霊殿。

祭事

2月節分前後
女人厄除まつり - 和服を着て厄除けのお詣りをし、五条大橋にて「厄除福豆」を撒き、その年の厄除けを願う。
3月3日
ひいなまつり - ひな壇前で十二単の着付け実演に「ひと雛」が勢ぞろいし、五人囃子の雅楽に合わせて三人官女の舞が披露される。
4月
京都中央市場春祭 - 分社のある京都中央卸売市場で斎行される春の市場守護祭。
5月13日
例祭 - 藤原経清・源為家が行った「競弓(くらべゆみ)」の故実に倣って、「斎矢・試弓神事」が奉納される。
5月13日前後
ギャル御輿巡行や「いちひめ雅楽会」による雅楽奉納。
6月30日
水無月祭 - 人形流し。
7月7日
七夕まつり
9月9日
重陽祭 - 敬老感謝祭。「菊慈童」を模して、菊を浮かべた菊酒が接待される。
9月9日
カード感謝祭 - 期限切れ・使用済みカードに感謝して納める。
11月13日
秋季大祭 - 火焚祭が行われ、護摩木が焚き上げられた煙を浴びると、病や難を退けるといわれる。
12月11日
京都中央市場秋祭 - 分社のある京都中央卸売市場で斎行される秋の市場守護祭。

歴史

795年
藤原冬嗣が桓武天皇の勅命により、平安京の東西の市座の守護神として、東市座内の七条坊門(堀川七条)に創建された。
平安時代
平安京の官営市場として賑わい、空也上人が念仏道場として市屋道場(現在の隣の金光寺)を創建したといわれ、その鎮守社とされた。
鎌倉時代
一遍上人が境内で踊り念仏を遊行した。
1591年
豊臣秀吉の都市改造政策により、金光寺とともに現在地に遷された。
昭和2年
日本初の「中央卸売市場」が開設され、市場内に市比賣神社の分社として「市姫神社」が祀られた。

撮影後記

 境内は手狭ですが、多くの女性の方がお参りに来る神社です。 ペットボトル持参で「天之真名井」の御神水を汲みに来る方もいました。 絵馬を掛け、御神水を飲んで手を合わせると、心よりの願い事が一つだけ叶うとか。 あと境内には「カード塚」というのもあり、期限切れのカードを祓い清めるそうです。

更新履歴

2014年12月13日
初版をアップロードしました。

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