京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
元は正伝院と永源庵の二ヶ寺であり、いずれも臨済宗大本山建仁寺の塔頭であったが、明治維新の動乱で永源庵が廃寺となるため、正伝院は「永源」の名を受けつぎ「正伝永源院」と改め、永源庵の地へ移した。 正伝院は文永年間(1264年~1275年)、大覚禅師の法嗣である建仁寺12世 義翁紹仁が、祇園花見小路四条下ルに創建された。 一方、永源庵は正平年間(1346年~1370年)に建仁寺39世の法嗣である無涯仁浩が、清水坂鷲峯下に創建し、その後に現在地に移った。 天文法華の乱で荒廃したが、織田信長の弟 織田有楽斎により正伝院が再興され、中興の祖となっている。 境内には有楽斎が旧正伝院に建立した茶室 国宝「如庵」が写しとして復元され、有樂斎一族らの墓も正伝院旧地から現在地に移されている。
国宝茶席三名席のひとつ「如庵」があったことで知られる建仁寺本坊の北隣にある塔頭です。
常時公開されている塔頭ではありませんが、しだれ桜やツツジが咲く頃や秋の紅葉時期などに、特別公開されています。
人気観光地にしては、意外に穴場だったりします。
現在、国宝「如庵」は、愛知県犬山市の有楽苑に移築されて展示されていますが、もとは織田有楽斎によって正伝院旧地に建てられたものです。
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