京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
境内の霊宝殿は国宝のオンパレードで、修学旅行生などが目につきますが、比較的静かなお寺さんです。
仏像好きの方にとってはたまらないでしょうが、霊宝殿以外は境内自由なので、一般の方でもぶらっと行っても楽しめます。
京都最古の寺ということですが、建物は比較的新しく講堂を除いては江戸時代の建立になります。
太秦の文字にもなっている秦氏(はたうじ)は、右京区・西京区あたりの葛野郡(かどのごおり)を本拠地としていた氏族で、養蚕、機織、酒造、治水などの技術をもった一族だったそうです。
近くにある蚕の社や、松尾大社、梅宮大社、伏見稲荷の創建にも秦氏が関与したと考えられています。
ただ、秦の始皇帝の末裔という話は、あくまで伝説のようです。
以上のように、平安京遷都以前の匂いがする寺で、京都の星の数ほどある寺の中でも異彩を放っているのではないでしょうか。
山号を蜂岡山とする真言宗御室派の古刹。 創建は秦河勝(はたのかわかつ)、現在の本尊は聖徳太子像(創建当時は弥勒菩薩、後に薬師如来)である。 蜂岡寺、秦公寺(はたのきみでら)、太秦寺などの別称があり、「太秦のお太子さん」として親しまれている。 太秦一帯に住んでいた新羅系帰化人の秦氏の氏寺であり、平安京遷都以前から存在した京都最古の寺である。 四天王寺などとともに聖徳太子建立七大寺の一つで、聖徳太子信仰の寺でもある。 右手を頬に当て思索の姿勢をする国宝第一号に指定された「木造弥勒菩薩半跏思惟像(宝冠弥勒)」が安置されていることで知られる。 京都三大奇祭の一つである牛祭が、10月12日(開催年は不定期)に行われる。 「日本書紀」によると、603年、秦河勝が、聖徳太子から賜った弥勒菩薩像半跏像を祀るために北野上白梅町の北野廃寺跡(西京極あたりとも)に蜂岡寺(秦公寺)を創建。 平安京遷都前後に太秦の地に移転されたとされる。 818年や1150年に大火に遭い堂塔を焼失はしたが、仏像は火災を免れた。 1165年、丹塗りの「赤堂」と称される講堂が再建される。 1251年、桂宮院本堂(国宝)が建立される。 現在、その他の国宝として、木造弥勒菩薩半跏像(泣き弥勒)、木造阿弥陀如来坐像、木造不空羂索観音立像、木造千手観音立像、木造十二神将立像、広隆寺縁起資材帳、広隆寺資材交替実録帳を蔵する。
住所: 京都市右京区 太秦蜂岡町32
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