京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
1004年創建の中京区にある天台宗寺院で、「革堂」と通称されている。 正式な寺号「行願寺」は、開山上人である行円の願いに由来する。 行円は、山中で身ごもった牝鹿を射て殺生を悔やみ仏門に入り、常に鹿の革衣を着ていたことから「皮聖人」と称され、いつしか寺も「革堂」と呼ばれるようになったと伝わる。 もとは一条油小路付近にあり上京の町堂として親しまれてきたが、焼亡を繰り返し、1708年に現在地に落ち着いた。 江戸時代建立の本堂と鐘楼は、市指定の文化財。 寺宝として、行円着衣の鹿皮衣や、江戸時代に娘を当寺で亡くした両親が奉納した少女の幽霊が描かれた「幽霊絵馬」などを収蔵する。
御苑東南側にある寺町寺院です。
門前に「一条かうだう」の石碑が立っていますが、秀吉の寺町移転以前の寺地は、上京の御苑西方にありました。
今でも、革堂町、革堂仲之町、革堂西町の町名が名残をとどめています。
元は俗人であった開山の行円上人は、広く庶民に布教活動し、皮聖(かわのひじり)と呼ばれ、平安時代より庶民の信仰を集めました。
六角堂が下京の町堂であれば、革堂は上京の町堂として庶民の寺として親しまれ、町の非常時には早鐘が連打され、町衆の生活文化や自治活動の中核となる役割を果たしてきたようです。
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