京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
PHOTOGRAPH.PRO
スマホでも閲覧できるようになりました
京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
大山崎町にある859年創建の神社で、石清水八幡宮の元宮として祀られたのが起源と伝わる。 嵯峨天皇の行宮「河陽宮」の跡地に建てられたため、後に「離宮八幡宮」と改称された。 平安時代の貞観年間、時の神官が搾油器を発明し、荏胡麻(えごま)油の製油を開始し、朝廷より「油祖」の名を賜り、日本での製油の始まりとされる。 諸国の油商人は離宮八幡宮の許状無しには油を扱うことはできず、油座として専売特許を持ち大いに栄えた。 しかし、織田信長の楽市楽座、さらに菜種油の普及で近世以降衰退していった。
JR京都線の山崎駅前に鎮座する神社です。
中世には日本最大規模の油の専売特許を持っていた「大山崎の油座」の中心地で、日本初の製油所といっていいのかもしれません。
本殿前に油の缶が奉納され、日清オイリオをはじめとする製油業者の崇敬を集めています。
荏胡麻はシソ科の一年草で、種子には四割弱の油を含み、これを搾りとったのが乾性油の荏胡麻油になります。
現在では食用油としても用いられますが、一般的な用途としては燈明油として用いられました。
搾りかすを麻幹に塗り、乾燥したものを室内の壁に穴をあけて差し込み点火すると、一時間ほど灯りが持続したそうです。
フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。