龍吟庵

龍吟庭

臨済宗東福寺の塔頭で、第三世無関普門の住居跡であった。国宝方丈は室町初期の創建で、現存方丈としては最古のもの。方丈を囲むよう東・西・南の三庭から構成された枯山水庭園「龍吟庭」は、白沙に紅葉が映える。

東福寺龍吟庵

東福寺龍吟庵について

基本情報

寺号
龍吟庵(りょうぎんあん)
宗派
臨済宗東福寺派
寺格
東福寺塔頭第一位
創建
1291年(正応四年)
開基
無関普門(むかんふもん) - 大明国師。
駐車場
無料駐車場あり - 東福寺駐車場利用ただし紅葉期は不可。
交通機関
東福寺駅徒歩10分、東福寺バス停徒歩10分
住所
京都府京都市東山区本町15丁目812
サイト
東福寺

概要

臨済宗東福寺派東福寺の塔頭。 東福寺第三世の無関普門(大明国師)の住居跡で、塔頭の第一位に置かれている。 国宝方丈は、室町時代初期の創建で、現存する方丈としては最古のもの。 また、表門と庫裏は桃山時代の建築で、国の重文に指定されている。 作庭家・重森三玲による「龍吟庭(清光苑)」は、方丈を囲むよう東・西・南の三庭から構成され、紅葉の時期が美しい。 通常非公開塔頭だが、特別拝観される時期がある。

見所

国宝
方丈 - 室町時代初期1387年の創建で、現存する方丈としては最古。書院造に寝殿造風の意匠も見られる。
国重要文化財
木像大明国師座像 - 開山堂に安置されている無関普門像。扁額「霊光」は足利義満の筆。
表門 - 桃山時代の建築。
庫裏 - 桃山時代の建築。
石櫃 附 銅骨蔵器、錫外筒、金銅経筒、須恵器合子(石櫃以外は東京国立博物館寄託)
銅無関禅師骨蔵器(東京国立博物館寄託)
観光名所
開山堂 - 方丈の北面に建つ。扁額「霊光」は、足利義満の筆。
龍吟庭(清光苑) - 方丈の東西南の枯山水庭園。昭和39年、重森三玲の作庭。

歴史

1212年
無関普門が信濃国で生まれた。その後、東福寺開山の円爾(聖一国師)のもとに参禅した。
1251年
無関普門が入宋。
1262年
無関普門が宋より帰国し、一条実経の招きで東福寺第三世住持となった。
1291年
無関普門により当寺が創建された。
昭和38年
方丈が国宝に指定された。
昭和39年
龍吟庭が重森三玲氏に作庭された。

撮影後記

 先日は、南禅寺の塔頭である天授庵をアップしましたが、あちらは、無関普門の塔所(墓所)として建立されたものになります。 高僧ということで、東福寺南禅寺とも、塔頭のなかでも寺格が高いようです。
 龍吟庵は、普段は一般公開されていなく、秋の特別拝観のときにお邪魔しました。 重森庭園は人気かと思い、朝一から拝観待ちの列に並び、開門と同時に誰もいない通天橋に目もくれずダッシュで向かいました。 ただ、庫裡の裏側にあって、あまり目立たない場所に建っているので、拝観者はさほど多くなく、そんなに急ぐことはありませんでした。 撮影に関しても、縁側を入れなければ、構図に邪魔するものはないので、何時に来ても問題ないかと思います。 紅葉が少し早かった印象なので、今度は、楓がもう少し色付いた日の午後に再訪しようと思っております。

更新履歴

2011年10月12日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。
2014年3月23日
登録カテゴリを洛南から移動しました。
2015年10月9日
登録カテゴリを山科・醍醐・今熊野から移動しました。

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