京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
1229年創建の岩倉にある単立寺院。 関白近衛基道の孫にあたる静基僧正によって、初め紫野に創建された。 応仁の乱の兵火を逃れるため、岩倉の地に移転し、皇室や摂関家が住持に就き、「岩倉門跡」と称された。 客殿、御車寄、四脚門は、大宮御所の建物を下賜されたものである。 幕末には、岩倉具視が一時ここに借り住み、密談を記録した日記が残されている。 滝の間の黒光りする床に映り込む楓は、新緑の季節は「床緑(床みどり)」、紅葉の季節は「床紅葉(床もみじ)」と称され人気が高い。
「床もみじ」が有名なためか、紅葉シーズンはそれなりに人気がありますが、他の時期は静かな寺院です。
普通、寺院の床は磨かれているので、「床みどり」「床もみじ」が見られる寺院は他にも多いと思います。
ただ、意図的に屈んだり、下を見ないので、気が付かないだけです。
カエデ以外にも、狩野派の画家たちの描いた襖絵が、襖や戸、障壁画として使われていて必見です。
玄関の衝立の唐獅子図は狩野探幽の筆だそうです。
また、古くなった堂宇の修繕費を捻出する経営努力をしているためか、さまざまな特別展示などのイベントがよく開かれるので、行かれる方は事前にホームページをチェックするとよいでしょう。
なお、「床緑」「床紅葉」は撮影禁止ということで撮影していません。
こっそり撮っていた人がいたのですが、どこかに監視カメラがあるようで、寺務所からマイクで注意されていました。
担当の方も、お仕事大変です。
ということなので、見たい方は公式ホームページで、行かれる方は肉眼で記憶に留めてください。
床みどりは曇天時、床もみじは好天時が美しいそうですよ。
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