許波多神社

競馬発祥の神社

競馬発祥の神社といわれる645年創建の延喜式内社。古代から「競べ馬」の神事が執り行われていたといい、往時の馬具が社宝として今に残る。平安時代の鐙と室町時代建立の本殿は、国の重要文化財に指定されている。

許波多神社

許波多神社について

基本情報

社名
許波多神社(こはたじんじゃ)
別称
柳大明神
創建
伝 645年(大化元年)
主祭神
瓊々杵尊(ニニギ)、天忍穂耳尊、神日本磐余彦尊(神武天皇)
旧社格
名神大社、郷社
例祭
11月3日
駐車場
駐車場なし
交通機関
京阪黄檗駅徒歩10分
住所
京都府宇治市五ヶ庄古川13
サイト
許波多神社

概要

競馬発祥の神社といわれる延喜式内社。 645年、蘇我倉山田石川麻呂の奏上により、孝徳天皇が、中臣鎌足に命じて許波多(木幡)に皇祖を祀る神殿を創建させたと伝わる。 古代から、社殿より続く東西2キロの馬道で「競べ馬」の神事が執り行われていた。 平安時代や鎌倉時代の鐙や鎌倉時代の木鞍等が今も残っている。 なかでも平安時代の鐙は、我が国で現存唯一の貴重な遺物として国の重要文化財に指定されている。 桧皮葺の本殿は、内陣厨子に「永禄五年」の銘があり、室町時代1562年の建立。 こちらも国の重要文化財に指定されている。

見所

国重要文化財
本殿 附厨子二基 - 室町時代1562年の建立。内陣厨子に「永禄五年」の銘がある。桧皮葺で大棟に鰹魚木をのせている。鎌倉時代の作とされる天忍穂耳命の神像が祀られている。
鉄宝相華孔雀銅象嵌半舌鐙 - 平安時代の鐙(半舌鐙)で、現存唯一の貴重な遺物。
府文化財
男女神像 二体 - 鎌倉時代の作。馬頭天王と弁財天の神像。
観光名所
拝殿 - 割拝殿形式。
手水舎 - 旧鎮座地にあった宮川の橋桁を利用している。

祭事

2月節分
星祭り
9月23日
天王・福島祭
11月3日
例祭

歴史

645年
蘇我倉山田石川麻呂の奏上により、孝徳天皇が、中臣鎌足に命じて許波多(木幡)に皇祖を祀る神殿を創建させたと伝わる。柳山に社殿があったことから「柳大明神」と称され、江戸時代まで「柳神社」が社名だった。
1596年
正一位の神階に列格された。
応仁の乱
兵火で焼失。
明治時代
陸軍火薬庫の建設のため官有地となり、御旅所であった現在地の五ヶ庄に遷座し、「許波多神社」に改称した。

撮影後記

 自衛隊の宇治駐屯地の北側にある神社です。 宇治には木幡にもうひとつ許波多神社があります。 似たような社伝を伝えていますが、こちらが延喜式内社である許波多神社の論社のようです。

更新履歴

2012年6月25日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。

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