妙傳寺

西身延

東山二条にある日蓮宗の本山(由緒寺院)である。1477年、日朝弟子である日意によって開創された。その際に身延より日蓮聖人の御真骨を分骨奉安し、七面山の霊体を安置したことから、以来「西身延」と称されている。

妙傳寺

妙傳寺について

基本情報

山号寺号
法鏡山妙傳寺(ほうきょうざんみょうでんじ)
別称
西身延
宗派
日蓮宗
寺格
本山(由緒寺院)
創建
1477年(文明九年)
開山
日意
開基
妙善
本尊
三宝尊
札所
洛中法華21ヶ寺
駐車場
無料駐車場あり - 本堂南側に駐車。
交通機関
東山二条バス停すぐ、地下鉄東西線東山駅徒歩5分
住所
京都府京都市左京区北門前町481
サイト
本山妙傳寺

概要

東山二条にある日蓮宗の本山(由緒寺院)である。 1477年(文明9年)、日朝弟子である日意が、薬屋の妙善の帰依により一条尻切屋町に開創した。 その際に身延より日蓮聖人の御真骨を分骨奉安し、七面山の霊体を安置したことから、以来「西身延」と称されている。 天文法華の乱で灰燼に帰し、四条西洞院に再興。 その後、秀吉の命で京極二条に移転した。 日恵の布教活動で興隆し、一条家、四条家の菩提寺となった。 しかしながら1708年の宝永の大火で全山灰燼に帰し、現在地に再建された。

見所

観光名所
本堂 - 1764年の建立。「写西身延」の扁額がかかっている。
御真骨堂 - 日蓮聖人の御真骨を奉安。
客殿 - 南座の顔見世で掲げられる大きなまねきが、毎年ここで書かれている。
山門 - 東大路通に面し、「日蓮上人御分骨之道場」の石標が立つ。
日蓮大聖人像 - 東山二条交差点に向いて立つ。
墓地 - 俳人成田蒼虬、七郷落ち公卿の澤宣嘉や四条隆謌、歌舞伎役者の片岡仁左衛門、一条家や四条家の墓など。
塔頭 - 妙釈院、円立院、龍嶽院、本立院、王樹院。

歴史

1477年
日意が一条尻切屋町に創建した。
1536年
天文法華の乱で全山灰燼に帰し、堺に避難した。
1541年
後奈良天皇の法華宗帰洛の綸旨で、四条西洞院に再興された。
1591年
豊臣秀吉の都市改造により、京極二条に移転した。
1708年
宝永の大火で焼失し、現在の地に移転した。
1764年
現在の本堂が建立された。

撮影後記

 京都日蓮宗八本山のひとつです。 鎌倉にも駅の近くに本覚寺という日蓮宗の由緒寺院があって、「東身延」と称されていますが、ココは「西の身延」なんだそう。 東山二条交差点角に、桁行五間梁間五間の日蓮宗の大本堂が建っていて、本山の寺格が感じられます。 しかしながら、堂宇以外の大半が駐車場になっているので、歴史的景観は優れません。

更新履歴

2015年9月13日
初版をアップロードしました。

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