京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
平安神宮の西隣にある施設です。
観光で平安神宮に行っても、剣士以外にとっては、その存在に気が付かないと思います。
というより、神聖な武道場なので観光目的で行っていいのかは疑問ですが、国の重文に指定されているので、静かに見学する分には問題ないかと思います。
武徳館は、明治時代に平安遷都1100年を記念して、京都で開催された万博の目玉パビリオンの平安神宮造営の際に、追加で作られました。
平安時代、武徳殿が大内裏の西側にあったので、それに倣い大内裏を模した平安神宮の西側に位置しています。
実は最初、千本丸太町に平安神宮を作る計画だったそうですが、用地買収に失敗して、その当時、郊外の岡崎に変更された経緯があります。
もし千本丸太町に平安神宮が作られていたら、市街地のため、武徳館まで作る用地はなかったかもしれませんね。
武徳殿とは、平安時代に大内裏にあった殿舎のひとつで、宮中で競馬などを観覧する際に用いられた殿舎。 明治28年、大日本武徳会の演武場として建設計画が持ち上がり、明治32年竣工。 その後、武術教員養成所(後の武道専門学校)が開設され、「東の講道館、西の武徳殿」と評されるほど日本武道の中心となる。 戦後、大日本武徳会は進駐軍から解散命令を受け、関係施設は駐留軍に接収され、武道専門学校も閉校させられた。 その後、接収が解除されると、武徳殿は最初京都市警察学校として、後に京都市立芸術大学音楽学部として利用された。 昭和50年代、音楽学部の移転計画が持ち上がり、全日本剣道連盟・京都府剣道連盟は武徳殿保存を京都市に要請し保存が決定された。 現在、京都市武道センターの道場として利用され、京都府剣道連盟に所属する武道家が稽古に精進している。 毎年5月2日より4日間、「全日本剣道演武大会」が開かれ、世界各地から錬士六段以上の3000人を超える剣士が集う。
所在地: 京都府 京都市左京区聖護院円頓美町46-2
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