京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
浄土寺真如町にある時宗寺院。 藤原道長の没後、道長の娘である上東門院(藤原彰子)の発願によって、道長建立の法成寺の北東に建立され、上東門院が居住した。 上東門院母 源倫子が建立した常行三昧堂が法成寺の西北にあり、「西北院」と呼ばれたことから、「東北院」と呼ばれた。 寺基を転々とし、1693年に火災で焼失したため、真如堂移転に伴い現在地に遷された。 本堂前には軒端の梅(のきばのうめ)と称する白梅が植えられている。 法成寺の東北にあった頃、和泉式部が閑居して梅を眺め「軒端梅」と称し、世阿弥の謡曲「東北」に謡われた軒端の梅に因み植えられた。
謡曲「東北」の軒端の梅のお話を簡単に。 東国からの僧が当院を訪れると、境内に一本の白梅が咲いていた。 住職に尋ねると、和泉式部御手植えの梅という。 僧が法華経を唱え供養すると、朧月夜の闇より和泉式部の御霊が現れ、昔日の想い出を語り始め、やがて儚く消えていった。 僧が夢から目覚めると、辺りに梅の残香のみがあったという。
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