京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
「野宮」とは、斎王が伊勢神宮に下向する前に一年間かけて潔斎をするために籠った宮社。 野宮の場所は毎回変わり、嵯峨野の清らかな場所を選んで作られ、嵯峨天皇の代に現在の鎮座地に野宮が作られるようになり、皇室からの厚い崇敬を受けた。 斎王が伊勢神宮に下向する行列を「斎王群行」といい、毎年10月の「斎宮行列」で、雅やかな往時の様子を再現している。 斎王制度は、南北朝時代の後醍醐天皇の代を最後に廃絶し、その後は天照大神を祀る神社として存続している。 源氏物語「賢木の巻」に描かれ、謡曲「野宮」の題材ともされているのが当社とも伝わる。 境内には古代の鳥居の形式を伝えている「黒木の鳥居」や、美しい苔庭の「野宮じゅうたん苔」があり、縁結び・子宝安産の神として信仰が篤い。
天龍寺から小倉山山麓に至る嵯峨野散策コース、竹林の小径に隠れるように建っている、かわいらしい神社です。
境内社の野宮大黒天は、縁結びの神として有名で、いつ来ても若い女性やカップルなどが多く、小さいながらも大変人気のある神社であります。
大黒天に参詣し、その横の「お亀石」をさすれば願いが叶う、今人気のパワースポットだとか。
斎王(斎宮)の説明がないので説明しときます。
斎王とは、天皇が代替わりすると、未婚の皇女もしくは女王の中から選ばれ、伊勢神宮に奉仕するため下向します。
飛鳥時代以前からあった制度とも云われ、天武天皇の代には記録が残り、南北朝時代の後醍醐天皇の頃までの660年間、64人の斎王が伊勢神宮の斎宮に入りました。
この野宮に一年間籠って身を清め、5泊6日かけて斎宮へと入ったそうです。
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