春光院

木下勝俊

臨済宗高台寺の塔頭で、境内に勝利摩利支尊天堂が建つ。1627年、木下勝俊(北政所ねねの兄 木下家定の長男)が、娘 春光院を弔うために創建した。尊皇攘夷派の僧侶 月照は、西郷隆盛ら勤皇家と当院で密議を重ねた。

春光院

春光院について

基本情報

寺号
春光院(しゅんこういん)
別称
春光禅院
宗派
臨済宗建仁寺派
寺格
高台寺塔頭
創建
1627年(寛永四年)
開基
木下勝俊 - 北政所ねねの兄 木下家定の長男。
札所
数珠巡礼
駐車場
有料駐車場あり - 高台寺駐車場利用。
交通機関
東山安井バス停徒歩5分
住所
京都府京都市東山区下河原町531

概要

臨済宗高台寺の塔頭である。 1627年(寛永4年)、木下勝俊(北政所ねねの兄 木下家定の長男)が、17歳で亡くなった娘 春光院の菩提を弔うために創建した。 幕末、大徳寺小倉庵より春光院に移り隠棲した尊皇攘夷派の僧侶 月照は、西郷隆盛、有村俊斎(海江田信義)、津崎矩子ら勤皇家と密議を重ねた。 境内には摩利支天堂が建ち、武運の神として武士に信仰された勝利摩利支尊天を祀り、勝運の御利益がある。

見所

観光名所
本堂 - 前庭の苔地に桔梗(キキョウ)が咲く。
摩利支天堂 - 武士に信仰された摩利支尊天を祀る。
山門 - 茅葺きの屋根。

歴史

1627年
木下勝俊(北政所の兄 木下家定の長男)が、亡き娘 春光院を弔うために創建した。
1855年
尊皇攘夷派の僧侶 月照は、大徳寺小倉庵より春光院に移り隠棲し、西郷隆盛らと密議を重ねた。
1856年
春光院の改築に伴い、月照は長楽寺に移った。

撮影後記

 高台寺の南西側、ねねの道に面して建っている寺院です。 妙心寺にも春光院がありますね。
 山門の前には「東山路傍の触れ仏」が置かれています。 高台寺に関係がある寺院が行っているもので、触れると御利益があるとされています。 春光院は摩利支天の石仏が置かれています。 武運を上げるといわれる摩利支天は、戦に臨む武将に信仰されてきました。 勝負運を上げたい方はさすってみてください。

更新履歴

2015年2月12日
初版をアップロードしました。

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