與杼神社

淀の産土神

淀一帯の産土神として淀城跡に鎮座している式内社。旧来の鎮座地は桂川右岸(乙訓郡水垂村)で、明治35年、桂川河川敷の拡幅工事に伴い現在地へ遷座した。江戸時代初期の建築である拝殿は、国の重要文化財である。

與杼神社

與杼神社について

基本情報

社名
與杼神社(よどじんじゃ)
別称
淀姫さん、水垂社
創建
平安時代初期
主祭神
豊玉姫命(トヨタマヒメ)、高皇産霊神(タカミムスビ)、速秋津姫命(ハヤアキツヒメ)
旧社格
式内社、郷社
例祭
11月3日
駐車場
有料駐車場あり
交通機関
京阪淀駅徒歩3分
住所
京都府京都市伏見区淀本町167
サイト
與杼神社

概要

淀・納所の産土神として淀城跡に鎮座している式内社。 応和年間(961年~963年)、千観内供が肥前国佐賀郡河上村の與止日女神社より淀大明神を勧請したのが由緒と伝わるが、延喜式第9巻「山城国乙訓郡」中に記載があることから、平安時代初期から鎮座していたと比定される。 旧来の鎮座地は「大荒木の森」と呼ばれていた桂川右岸(乙訓郡水垂村)で、水上運輸の守護神として崇敬されてきた。 明治35年、桂川河川敷の拡幅工事に伴い、現在の淀城跡へ遷座した。 江戸時代初期の建築である拝殿は国の重要文化財に指定されている。

見所

国重要文化財
拝殿 - 1649年頃の建立。
観光名所
本殿 - 昭和55年の再建。拝殿と同時期の建立であった旧本殿は、昭和50年に火災で焼失した。
境内社 - 日大臣社、長姫社、川上社、豊丸社。

祭事

1月1日
元旦祭
2月3日
節分祭
3月
初午祭
10/30~11/3
秋季大祭(淀祭) - 神輿渡御、本殿の儀。

歴史

901年
延喜式第9巻「山城国乙訓郡」中に記載があるのが初見。
961~963年
応和年間、千観が肥前国佐賀郡河上村の與止日女神社より淀大明神を勧請した。
1607年
豊臣秀頼が社殿を再建した。
1649年頃
旧本殿、現在の拝殿が建立された。
明治35年
桂川河川敷の拡幅工事に伴い、現在の淀城跡へ遷座した。
昭和50年
旧本殿が焼失した。
昭和55年
現在の本殿が再建された。

撮影後記

 江戸淀城址である淀城跡公園に鎮座してる神社です。 「淀神社」と明記されることがありますが、正確には「與杼神社(与杼神社)」です。 蟇股や向拝下に桃山期の建築が見られた旧本殿(重文)は、子供達のロケット花火?遊びで灰燼に帰してしまったとのことです。

更新履歴

2015年2月22日
初版をアップロードしました。
2015年3月2日
ギャラリーに作品を1点追加しました。

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