京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
山科にある天台宗の寺で、花山天皇ゆかりの寺として知られ、「花山寺」とも称せられる。 869年頃(貞観11年頃)、桓武天皇の孫 遍昭僧正が、貞明親王(後の陽成天皇)の誕生に際して創建した。 開基は天皇の母である藤原高子。 摂関政治の転機になる政変「寛和の変」では、藤原兼家らの策略によって、花山天皇が当寺で出家し、懐仁親王が一条天皇として即位し、外祖父となった藤原兼家は摂政に就任した。 花山法皇は中興の祖となり興隆したが、応仁の乱の兵火で衰退した。 現在の竜宮造の山門や方形造の本堂は、江戸安永年間(1772年~1781年)の再建。
開山の遍昭は桓武天皇の孫にあたり、僧正にまで昇った平安時代前期の僧で、六歌仙および三十六歌仙のひとりである有名な歌人です。
山科に宮内庁管理の陵墓が存在します。
また山科は、花山院ゆかりの場所も多く、前回アップした花山稲荷神社もそのひとつです。
17歳で即位した新進気鋭の新帝は、幾多の女性と浮名を流したプレイボーイでもありましたが、寵愛する一人の女御の死が、若干19歳で出家を決意するきっかけとなりました。
以降は芸術の道に没頭し、西国三十三ヶ所観音霊場巡礼の中興伝説も生みます。
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