粟田神社

旅行守護

876年の創建で、かつて青蓮院の鎮守社であった。東海道・中山道がのびる粟田口に鎮座する為、古来より旅行安全の神として信仰が篤い。毎年10月の粟田祭で巡行する剣鉾は、祇園祭の山鉾の原型といわれる。

粟田神社

粟田神社について

基本情報

社名
粟田神社(あわたじんじゃ)
創建
876年(貞観18年)
主祭神
素戔嗚尊(スサノオ)、大己貴命
旧社格
府社
例祭
10月15日
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
神宮道バス停徒歩3分、地下鉄東山駅・蹴上駅徒歩5分
住所
京都府京都市東山区粟田口鍛冶町1
サイト
粟田神社

概要

平安時代、清和天皇の勅命で牛頭天王(スサノオ)をこの地に祀ったのが由来と伝わり、青蓮院の鎮守社であった。 旧社名は、「感神院新宮」や「粟田天王宮」とも称されていたが、明治になり「粟田神社」と改められた。 東海道・中山道がのびる京の七口のひとつ粟田口に鎮座する為、古来より人々は道中の無事を願い当社にお参りし、旅立ち守護・旅行安全の神として信仰が篤い。 10月体育の日前後の粟田祭では、神輿が氏子町内を渡御し、青蓮院に入御する。 神輿に先行して巡行する剣鉾は、祇園祭の山鉾の原型といわれ、室町時代には祇園会が行われない際は粟田祭をもって御霊会とした。

見所

観光名所
本殿 - 1805年焼失、1823年再建。
拝殿 - 1703年の建立。
能舞台
庚申堂
神馬像
摂社 - 北向稲荷神社、出世恵美須神社、聖天社。
末社 - 大神宮、多賀社、朝日天満宮。

祭事

毎月1日・15日
月次祭
1月1日
歳旦祭、元旦祭
1月9日~11日
出世えびす祭 - 寄木造では現存日本最古の恵美須神像が公開される。
2月3日
節分祭 古札焚上神事
2月初午日
北向稲荷神社 初午祭
2月17日
祈年祭 湯立て神事
6月30日
大祓式 茅の輪くぐり - ちまき授与。
7月最終土曜
納涼ビアガーデン
8月第1日曜
鍛冶神社祭
体育の日前日
粟田祭(出御祭、夜渡り神事)
体育の日
粟田祭(神幸祭、還幸祭) - 神輿が氏子町内を渡御し、青蓮院に入御する。剣鉾は祇園祭の山鉾の原型といわれる。
10月15日
粟田祭(例大祭) - 舞楽の奉納。
11月23日
新嘗祭、火焚祭
12月31日
除夜祭

歴史

876年
清和天皇の勅命で感神院祗園社(八坂神社)に七日七晩の祈願が行われ、牛頭天王(スサノオ)をこの地に祀ったのが由来と伝わる。
此の地を治めていた粟田氏が氏神として創建したとも伝わる。
平安時代
青蓮院の鎮守社となった。
1113~1118年
永久年間、天台座主の東陽坊忠尋大僧正が社殿を再建した。
応仁の乱
兵火で焼失。
1500年
吉田兼倶により再興された。
幕末
皇女 和宮内親王が、将軍 徳川家茂に嫁がれる折、当社にて道中の安全を祈願されたといわれる。
明治時代
感神院新宮や、粟田天王宮とも称されていたが、「粟田神社」と改称した。

撮影後記

 東国への旅立ちの関、粟田口に鎮座する古社で、青蓮院の東側の高台にあります。 境内からは、平安神宮の大鳥居から遠く愛宕山や北山の眺望がききます。
 ここでユニークなのは、毎年7月の最終土曜日に境内で催される(雨天の場合は翌週)納涼ビアガーデン。 鳥居のとこには生ビールの立て看板の姿も。 氏子に限らずどなたでもOKなので、一度いかがでしょうか。

更新履歴

2012年5月29日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年3月23日
登録カテゴリを東山から移動しました。
2015年9月17日
ギャラリーに作品を1点追加しました。

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