善慧院明暗寺

尺八根本道場

臨済宗大本山東福寺山内に塔頭の善慧院がある。境内は普化正宗総本山明暗寺の明暗尺八根本道場となっている。あみ笠をかぶり、尺八を吹いて諸国を遊行して歩く尺八禅の一派「普化尺八」と云われる虚無僧である。

明暗寺

明暗寺について

基本情報

山号寺号
虚霊山善慧院明暗寺(きょれいざんぜんねいんみょうあんじ)
宗派
普化正宗(明暗寺)、臨済宗東福寺派(善慧院)
寺格
総本山(明暗寺)、東福寺塔頭(善慧院)
創建
明暗寺: 1335年(建武二年)、善慧院: 1521~1528年(大永年間)
開山
虚竹了円(明暗寺)、彭叔守仙(善慧院)
開基
天外明普(明暗寺)
本尊
文殊菩薩
駐車場
無料駐車場あり - 東福寺駐車場利用。
交通機関
東福寺駅徒歩10分
住所
京都府京都市東山区本町15丁目797

概要

臨済宗大本山東福寺山内に塔頭の善慧院がある。 境内は普化正宗総本山明暗寺の明暗尺八根本道場となっている。 あみ笠をかぶり、尺八を吹いて諸国を遊行して歩く尺八禅の一派「普化尺八」と云われる虚無僧である。 1335年(建武二年)、天外明普が虚竹了円を開山に請じ、白川に創建したのが起源。 明治政府により、幕府との関係が深い普化宗を廃止する太政官達が出され、廃宗廃寺となったが、京都の樋口対山師の指南努力により、東福寺山内の善慧院に明暗協会が設立され、虚無僧行脚が復興した。

行事

11月第1日曜
尺八献奏大会 - 全国の尺八愛好家が集い、虚竹禅師の像前で吹奏する。

歴史

1335年
天外明普が虚竹了円を開山に請じ、白川に創建した。
1521~1528年
大永年間、彭叔守仙の退隠所として「善慧院」が創建された。
明治4年
明治政府により、幕府との関係が深い普化宗を廃止する太政官達が出され廃宗廃寺となった。
明治23年
善慧院に明暗協会が設立され、虚無僧行脚が復興した。
昭和25年
「普化正宗明暗寺」として再興された。

撮影後記

 今まで「東福寺紀行」内に掲載していましたが、東福寺のボリュームが増えそうなので、個別に掲載することにしました。 明暗尺八(時代劇で、おどろおどろしい虚無僧が尺八を吹くあれ)の根本道場となっています。 ここは前庭の苔庭が美しいです。 アラハシラガゴケ(粗葉白髪苔)という苔だそうで、白緑色に見えます。

更新履歴

2015年2月28日
初版をアップロードしました。
2015年10月9日
登録カテゴリを山科・醍醐・今熊野から移動しました。

明暗寺紀行のコメント

コメントを書く

お名前 ※
ホームページ
コメント本文 ※
認証キー ※ (半角)
Captcha Code

フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。

おすすめギャラリー

鎌倉

鎌倉紀行

作品追加中
さくら

さくら紀行

作品追加中
美瑛・富良野