祇園・東山

人気観光地

世界遺産の清水寺をはじめ有名社寺が非常に多く、町屋が残る祇園新橋地区や産寧坂地区を含め多くの観光客が訪れる。また、伝統産業の京焼・清水焼は全国に知られ、代表的な花街である祇園や宮川町では、毎年「都をどり」や「京おどり」が催される。

撮影後記

　東山の範囲は、北は比叡山から南は伏見の稲荷山までとするのが一般的です。（狭義では大文字山から稲荷山）もともとの意味は、市中から東の方に見える山なので、鹿ヶ谷で隔てられている吉田山も含みます。そして、その山麓に広がっている社寺や住宅地のことも含め東山といいます。ですから、延暦寺～曼殊院～南禅寺～清水寺～東福寺～伏見稲荷の範囲が広義の東山エリアです。
　ただ、そうすると有名社寺が東山エリアに集中してしまいますので、コンテンツの分散化のために、有名観光スポットが点在するエリアに限定します。ここでは、東山区のJR東海道本線以北（豊国廟は除く）とさせていただきます。

歴史・概要

なだらかな東山と、鴨川の間に細長く展開する東山区は、東部は森林地域、西部は住宅地域、北部の東大路通と鴨川の間は商業地域、南部の鴨川沿いは準工業地域である。北から八坂神社、八坂の塔、建仁寺、六波羅蜜寺、清水寺などの有名社寺や名勝のほか、国宝・重要文化財が非常に多い。町屋造りの広がる祇園新橋地区や産寧坂地区は、伝統的建造物群保存地区に指定され多くの観光客が訪れる。五条坂を中心に作られる京焼・清水焼は、京扇子や京漆器等とともに京都の伝統産業として全国に知られている。代表的な花街である祇園や宮川町では、伝統文化や伝統芸能が継承され、毎年「都をどり」や「京おどり」、「祇園をどり」が開催される。

所在地：京都府京都市東山区の北中部