光雲寺

南禅寺禅センター

哲学の道沿いにある南禅寺の境外塔頭で、「南禅寺禅センター」として親しまれている。70歳の無関普門(南禅寺開山 大明国師)が、摂津国四天王寺近辺に退き、創建したのが起源である。池泉回遊式庭園は市の名勝。

光雲寺

光雲寺について

基本情報

山号寺号
霊芝山光雲寺(れいしざんこううんじ)
別称
南禅寺禅センター
宗派
臨済宗南禅寺派
寺格
南禅寺塔頭
創建
1280年(弘安三年)
開山
無関普門(むかんふもん) - 大明国師。
本尊
釈迦如来
駐車場
駐車場なし - 南禅寺有料駐車場利用。
交通機関
東天王町バス停徒歩5分
住所
京都府京都市左京区南禅寺北ノ坊町59
サイト
光雲寺

概要

哲学の道沿いにある南禅寺の境外塔頭で、「南禅寺禅センター」として参禅体験で親しまれている。 70歳の無関普門(南禅寺開山 大明国師)が、摂津国四天王寺近辺に退いて、創建したのが起源である。 その後、兵火で荒廃していたが、南禅寺100世 英中玄賢が、無関普門ゆかりの光雲寺を中興した。 英中玄賢に帰依された後水尾天皇と中宮 東福門院(徳川秀忠と崇源院江の娘)の寄進により、摂津国から現在地に移され、「南禅寺北の坊」と称された。 池泉回遊式庭園は、市の名勝に指定され、琵琶湖疏水から池泉に引き入れ白川に注いでいる。

見所

市文化財
仏殿(本堂) - 1665年造営の禅宗様仏殿。須弥壇中央に釈迦如来を安置する。
鐘楼 - 1671年の建築で、明正天皇の寄進によるもの。当初は仏殿の南西にあった。
東福門院関係資料 - 東福門院関係のもの、英中玄賢関係のもの、寺歴に関するものの計334点。
市名勝
光雲寺庭園 - 寛文年間から延宝年間(1661年~1681年)にかけての作庭と考えられ、「都林泉名所図会」に描かれている。現在の庭園は、昭和2年に小川治兵衛(植治)によって大幅に手を加えられたもの。東山の霊芝山を借景に、琵琶湖疏水から池泉に引き入れ白川に注いでいる。

歴史

1280年
70歳の無関普門(南禅寺開山 大明国師)が、摂津国四天王寺近辺に退いて、光雲寺を創建した。
1281年
無関普門が、衆望によって東福寺第三世に迎えられた。
1291年
無関普門が、南禅寺の開山として招かれ、その後、東福寺龍吟庵で遷化。
1339年
光厳天皇の勅許を得た虎関師錬(本覚国師)が、無関普門の塔所として南禅寺に「天授庵」を建立。
中世
兵火で荒廃した。
1657年
南禅寺100世 英中玄賢が、無関普門ゆかりの光雲寺を中興した。
1664年
英中玄賢に帰依された後水尾天皇と中宮 東福門院(徳川秀忠と崇源院江の娘)の寄進により、摂津国から現在地に移され、「南禅寺北の坊」と称された。
平成16年
南禅寺・禅センターとなった。

撮影後記

 山門に「南禅寺禅センター」と外来語で掲げられているように、一般在家の方や学生さんたちの参禅体験の道場としての役割を担っている寺院です。 とりわけ小学生が圧倒的に多いそうで、修学旅行で集団で座禅を組むそうです。 また、毎週土曜日の夜8時から夜座禅会が開かれています。 参加無料なので参加してみてはいかがでしょうか。
 拝観に関しては、普段は一般公開していませんが、よく期間限定で特別公開されています。 落ち着いた雰囲気も味わいたい方は、哲学の道からちょっと寄り道してみるといいかもしれません。

更新履歴

2012年8月25日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。

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