さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
諏訪市湯の脇にある高島藩諏訪氏の菩提寺である臨済宗温泉寺には、二代藩主諏訪忠恒公ゆかりのシダレザクラの古木が残っている。 古図によれば、高島藩歴代藩主廟所に続く坂道は、かつて両側にシダレザクラが植えられた桜並木となっており、「桜大門」と呼ばれたという。 忠恒公が大阪夏の陣(1615年)に出陣し、戦勝凱旋した際に持ち帰った苗を植えたと伝わる。 現在三本の名残の古木が立ち、桜大門に立つ二本は市の天然記念物に指定されている。 また、「忠恒櫻」と名付けられた桜大門の名残の桜が本堂前に移植されている。 明治3年の火災で樹幹が損傷をうけて樹勢が衰退していたが、諏訪地方事務所林務課と樹木研究会緑の輪の尽力により、樹勢が回復している。
忠恒櫻の近くで休憩していたら、文化財のガイドツアーの一行がやってきました。 案内人は、「サクラなんか見ないで、堂宇に注目してください。」という声が聞こえてきました。 そして堂宇の説明を一通りすると、次の場所に行ってしまいました。 せっかく満開の桜が目前に咲いているのだから、花も愛でてあげたらいいのにと。 そんなことを、今ふと思い出しました。
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