さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
PHOTOGRAPH.PRO
スマホでも閲覧できるようになりました
さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
安曇野市堀金三田の田多井地区には数多くのシダレザクラの古木が立っている。 かつてこの地には、長尾の真言宗平福寺末の観音寺があり、現在は観音堂のみが残っている。 それぞれの樹下には墓地があり、花を咲かせ樹蔭に憩い祖先の霊を慰めてくれる。 境内は、東西二町(218m)に南北一町(109m)で、林は東西40間(76m)に南北百間(182m)の広大な寺域を有していた。 最初、田多井寺山の峰にあったが山腹の堂平らに移され、その後に当地に落ち着いた。 天文年間(1532年~1555年)に火災で焼失したが、天正十年(1582年)に復興された。 その後無住の時があったが、寛文四年(1664年)に松本藩士の近藤又兵衛によって再興された。 明治の廃仏毀釈で廃寺となったが、本尊の千手観音像は観音堂に安置され田多井の住民によって管理されている。
ネット等では、田多井観音堂のしだれ桜とか紹介されていますが、この周辺には他にもサクラの古木が点在しているので、「田多井観音寺跡のしだれ桜」とまとめて紹介します。
ギャラリーに掲載はしませんでしたが、観音堂の北側の墓地などにも、それなりに古木のサクラが立っていました。
市の天然記念物には指定されておらず、地元の方に聞いても、呼称は特に付けられていないようなので、姉妹桜とか勝手にネーミングさせてもらいます。
ただ、すべての古木が観音寺の旧寺域に立っているのかは不明です。
撮影に関しては、雄大な風景の中に立っていて、朝夕の斜光線で狙ったら、フォトジェニックな作品に仕上がりそうです。
ただ、今回は残念ながら薄曇ってきたので、早々に撮影を切り上げました。
条件が揃ったときなどに、いつかゆっくりと撮影してみたいですね。
フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。