さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
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さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
長野市鬼無里の高橋公民館に立っているシダレザクラで、無数の石仏群が丘の斜面に並び立っている。 樹齢は200年から400年と推定される古木で、市の天然記念物に指定されている。 平成11年6月の強風で、大枝が折れ、樹幹の空洞化が進行していたことがわかった。 住民会議で「倒木の危険なうえ、維持管理が大変なので切り倒そう」との意見もあがったが、地域のシンボルとして百年後の子孫のために残すことに決め、地元の21戸が約10万円ずつを出し合って樹勢回復治療をした。 今では、その甲斐あって見事なまでに枝張りが回復している。
八十二文化財団のページに欠損直後の写真が掲載されていました。 公民館に向かって左側の大枝がすべて折損しており、極めて重症です。 しかしわずか数年で、ここまで樹冠を取り戻すとは、恐れ入りました。 折れた枝は、屋号を書き入れて各戸の表札にしたとのこと。 「高橋公民館」や「高橋のしだれ桜と石佛群」と書かれて掲げられているのも、その名残なのでしょうかね。
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