さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
PHOTOGRAPH.PRO
スマホでも閲覧できるようになりました
さくら紀行
全国の一本桜、名桜、お花見名所への巡礼記憶
長野市鬼無里の財又公民館に立っているシダレザクラの古木である。 小高い庚申塚に根を下ろし、樹下に庚申塔をはじめ月待塔や筆塚など多数の石塔が並び、火の見櫓も立っている。 財又は戸隠連峰西岳終端にあたる一夜山への登山口にあたり、天武天皇が飛鳥より平坦であったこの地へ遷都を考えたとき、遷都を妨害するため鬼たちが一夜で築いたという伝説がある霊山である。 鬼の妨害に憤慨した天皇は、阿倍比羅夫を派遣し鬼退治をし、以来、「鬼無里村」と改称したとされる。
高橋のしだれザクラから1キロほど上に位置しています。
高橋と似た高台の公民館前に立っていますが、こちらは全景を納めようとすると、横切った電線や民家が入ってしまいます。
この日は、これからこの年長居した信州を後にして、東北への北紀行への旅立ちにしようと、勇んで鬼無里入りしました。
カメラのセッティングをしていると、カメラの調子がおかしいことに気が付きました。
折角、戸隠連峰が顔を見せてくれているのに、こんなときにカメラが壊れシャッターが切れないとは、とほほ。
3月下旬の近畿からここまで、ウソの鳥害で極端に花付きが悪く、まぁこの年は、この地を最後の場所としようと自分に言い聞かせました。
そして帰宅しようと機材をトランクに収納しようとしたとき、誤ってカメラを地面に落としてしまいました。
そしたら、不思議なことにカメラが治ってしまったのです。
神秘的な伝承が多い鬼無里ならではの、些細なカメラ伝説でした。
フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。