上野のお流れ桜

地滑りで根付く

上水内郡小川村上野の狭路にエドヒガンの老木が立っている。明和5年(1768年)大地滑りが起こった際、成就地籍にあった桜が流されてきて根付いたことから「お流れ桜」と呼ばれ、村の天然記念物に指定されている。

上野のお流れ桜

上野のお流れ桜について

基本情報

呼称
上野のお流れ桜(うえののおながれざくら)
樹種
江戸彼岸桜
樹形
幹周4m - 八十二文化財団。
幹周3.5m、樹高10m、枝張15m - 平成3年 環境庁調査報告書。
指定
小川村指定天然記念物 - 昭和36年 小川村指定。
見頃
例年4月中旬から4月下旬頃
夜桜
ライトアップなし
駐車場
専用駐車場なし
所在地
長野県上水内郡小川村長久保14898-イ(標高610m)
開花状況
最新の開花情報は各自治体へ問い合わせください。

概要

上水内郡小川村上野の狭い路地に一本のサクラの老木が立っている。 明和5年(1768年)成就から上野にかけて大地滑りが起こった。 その際に成就地籍にあった桜が二つに裂け、半分を成就に残し、残り半分が流されて上野に根付いたという伝承があることから「お流れ桜」と呼ばれている。 比較的珍しいヤマザクラ系のエドヒガンザクラの古木で、その由来と共に村の天然記念物に指定された。

撮影後記

 住宅が建っている狭い路地に立っているので、窮屈な構図になってしまう名桜です。 地滑りで山から流れてきて根付いた名桜は、他に新潟県上越市の「所山田の大桜」もそうでしたね。 サクラの呼称ひとつとっても、そこに過去を知る手掛かりが隠されていて興味深いものです。

更新履歴

2018年5月14日
初版をアップロードしました。

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